どさんこカメラが「札幌でしかできない50のこと」全部行ってみたよ。
№19散歩ついでにシロクマに会う。=円山動物園②
◇世界の熊館(※現在はありません)
円山動物園といえばやっぱりこの動物。ホッキョクグマ。
現在4頭のホッキョクグマがいます。
◆デナリ父さん。アメリカから来ました。すごく大きい。
デナリ父さんとララ母さんは仲良しペアで、繁殖に成功して今まで8頭の子供を産んでいます。これは国内でトップの記録だそうです。
子供たちは全国の動物園に巣立っていきました。
デナリ父さんとララ母さんの子供・・・ツヨシ(釧路市動物園)、ピリカ(旭山動物園)、イコロ(上野動物園)とキロル(浜松市動物園)、アイラ(おびひろ動物園)、ポロロ(とくしま動物園)とマルル(熊本市動物園)
◆2011年撮影。ララ母さんとアイラ。アイラはおびひろ動物園へ。
アイラはまだ泳ぎがおぼつかなく、沈みそうになるとララ母さんがそっと助けてあげていたのが印象的でした。子供からおっさんまで、お客さんみんなの顔がとろけていましたっけ・・。
現在公開されているのはこの子。リラです。2014年うまれ。
だいぶ大人っぽい顔になりましたが、元気が有り余っているようで動き回ります。
ひとりあそびが上手です。
別棟にいるデナリ父さんが気になるのか、何回かのぞいてみるリラ。
デナリ父さんだけ別棟で飼育されています。ホッキョクグマのオスは子熊を捕食する可能性があるんだそうです。
とはいえ、メスに嫌われてしまうと繁殖がうまくいかないらしく、ララ母さんと仲良しのデナリはみんなの偉大な父なのです。
みんな檻の中のかわいいリラに夢中。閑散とするデナリ父さんの周辺。
ララ母さんとリラを見つめる背中がさみしげです。
こちらはファミリーと血縁関係のないキャンディ姉さん。
今日はやる気がない感じ。
親戚だらけになってしまうので、新しい血を入れないといけないんだって。それでもペアがうまくいくとは限らないのでなかなか難しいようです。
◇海獣舎
現在飼育されているのはゴマフアザラシとゼニガタアザラシ。
水中をのぞける工夫がされています。
水中でお昼寝
にこっ
隣に新しく「ホッキョクグマ・アザラシ館」を建設中です。現在絶賛工事中。
来年オープン予定だそう。
◆エゾヒグマ館
ホッキョクグマの向かいにあります。
木の洞に似せて作った穴。観客側からのぞける。
水中まで見れたり、展示の工夫は面白いのになんだか見づらい。ガラスが汚ないからなのか、狭いからなのか。
気になったのは27年度の札幌ヒグマ出没リスト。星印が円山動物園、黄色の丸がヒグマ出没地。
結構近くまで来てる。
◇エゾシカ・オオカミ舎
この施設はちょっと変わっていて。家族で休憩しながらゆっくりエゾシカとオオカミを観察できるようになっている。
オオカミ舎の坂の上には
休憩所。小さい子供連れのお客さんの利用が多かったです。キッズルームや授乳室もあります。
こんな感じで、展示というよりは休憩室からオオカミを眺めるようなつくり。小さい子供がいても、ベンチに座りながら親子でゆったり観察できます。左側にオオカミがいる。
外にはのぞき穴。ちょうど子供の目線くらい。
シンリンオオカミ。大きくてかっこいい。
向かいにはエゾシカが飼育されています。
北海道にオオカミはいなくなってしまいましたが、かつての北海道の食物連鎖をイメージさせるためにオオカミとエゾシカを向かい合わせにしているんだそう。ガラス越しで両方観察できます。
つづく