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どさんこカメラ

北海道各地で撮った写真を掲載します。

見て損は無し!「シン・ゴジラ」

庵野秀明監督「シン・ゴジラ」。 

結論から言うとすごくおもしろかったよ。

もいっかい見に行こう。

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北海道内では、札幌から苫小牧まで13箇所の劇場で公開中です。

4DX(立体的に見えるやつ。酔っちゃうかも。)は札幌、旭川で、

WIMAX(きれいなやつ。ちょっと高い)はユナイテッドシネマ札幌で上映中です。最新情報は公式HPシン・ゴジラ | シアターリストで確認してね。

 

どさんこカメラはWIMAXで見ましたよ。

 

 

解説は他のブログに任せるとして、ネタバレしない程度に個人的感想。

 

庵野秀明監督作品でキャストが300人以上出演する。という公開前の確定情報がありました。

という事は、敵怪獣は出ない・・・?

観てみるとやっぱり、この映画の主役はゴジラではなく人間。300名以上のキャストが織り成す群像活劇なのでした。

見ていただければわかりますが、前半は皮肉たっぷり。

弛緩してるエライ人、全く物事が前に進まない歯がゆさ。

縦割り社会で働くひとは特に共感できるんじゃないかと思います。

思わずにやけてしまうブラック加減。

 

 

一番不安だったのは「フルCGゴジラ」。

今までのゴジラは着ぐるみでしたが、今回は全部CGで造られたゴジラなのです。

「ゴジラ」と「特撮」は同義の部分もあって、特撮って意味の中には中島春雄さんとか薩摩剣八郎さんとかのゴジラアクターの存在もある。

着ぐるみゴジラを切り離してゴジラが成立するのか?というのはCGの出来栄えにかかっているのですが、きっと日本のCGだから残念になるに違いない・・

と思いきや、視覚的にほとんど違和感はありませんでした。

もちろん着ぐるみを否定しているわけではなくて、初期デザインでは着ぐるみのゴムの質感をだすように。との指示もあったそうです。

前半はちょっと粗が見えたけど、ゴジラに汚点が残るような出来栄えではないので、着ぐるみファンの方も怒らず見ていただけると思います。

ちなみにモーションアクターは野村萬斎さん。

まだ見ていない人のために詳しくは書きませんが、シン・ゴジラはCGを活かした登場の仕方をするのでお楽しみに。

 音楽は、予告編ではオーケストラ風の音楽だけでしたが、伊福部音楽もじゃんじゃん入ってます。そしてかっこいい!

 

あとはゴジラの不気味さ。

小さな目に乱杭歯、傷だらけような皮膚。ゴジラシリーズでも類をみない気持ち悪さ。死んだ魚の目をして登場する最初の場面は怖いです。

不気味なゴジラといえばシリーズ最初の「初代ゴジラ」。

デザインも似ているので、この辺りは意識しているようです。

これまでのゴジラは、人間の味方になってみたり、息子ができたり、テレパシー?で通じ合えたりと、親しみやすい部分もあったわけですが、シン・ゴジラは全く何を考えているのかわかりません。

シリーズ中でいえば極悪ゴジラです。

やりすぎってくらい東京を火の海にします。

 

意思疎通できない巨大怪獣が、ただただ街を破壊していく。

突然現れ、無慈悲に破壊するゴジラは、災害、戦争、核兵器、あらゆる厄災の象徴です。

初代ゴジラが描いたそのテーマを、現代の実情を含ませて再び蘇らせたような作品でした。

 

ただ、初代ゴジラのような悲壮感が無くて、人間は力強い。

希望をちょっぴり入れています。

未曽有の厄災に人間が立ち向かう、まさにニッポン対ゴジラなのです。

 

 

 

 

最後に

牧教授の遺留品、折り鶴と「春と修羅」。

折り鶴は映画を観ればわかるんだけど、「春と修羅」は一切触れられなかった。何を意味していたんだろ?

「春と修羅」は宮沢賢治の詩集。

何篇か詩が入っていますが、春と修羅は表題にもなっている詩です。

mental sketch modifiedの副題の通り、宮沢賢治の心象風景を詩にしたもの。

解釈はいろいろありますが

賢治は仏教の信仰をもっているにも関わらず、邪念を捨てきれない自分自身に怒ります。そんな自分は「はぎしりゆききする おれはひとりの修羅なのだ」。仏門を極めたいにもかかわらずそれができない自分は、理想という春の野を歩く修羅(阿修羅)である、と表現しています。

その心情が春の嵐とともに描かれ、最後にはいよいよ雷雨となる。という、現代人にはかけそうにない、嵐の前の匂いさえしそうな美しい詩です。

 

 

「修羅」は日本への理想をもちながらも、夢を見るなと一蹴される矢口のことかもしれない。賢治が現実感覚を失って修羅となったように、また「現実(ニッポン)対 虚構(ゴジラ)」のキャッチコピーのように、ゴジラ自身かもしれない。

 

ゴジラ出現に牧教授がかかわっていたことは間違いなく、「私は好きにした。」というのは、教授がゴジラ出現に決定的な行動をしたんでしょう。

牧教授の研究者としての好奇心。という修羅が、ゴジラを誕生させてしまったのかもしれない。

人間の細胞も入ってるようだしね。

 

 

 

シン・ゴジラ音楽集

 

今年観た映画で一番面白かった。

全く期待していなかった反動なのか、個人的にはゴジラシリーズの中で一番好きになってしまいそうです。

みんなも早く見てみて!

 

 

 

 

 

 

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