普段パンはあまり食べない。
けどハード系のパンとなると話は別。時々硬めのパンを噛みしめて、じわじわ出てくる小麦の味を味わいたい。時もある。
どうせ食べるなら、余計なものが入っていないと、なお良い。(胃もたれするから)
そういうわがままにぴったりなお店があるらしい。
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長沼町というとこにある「ポトリベーカリー」というパン屋に行った。
長沼町は札幌から1時間ちょっと。田園が広がる町。
お店の場所をグーグル先生に頼むと、砂利道に導かれていった・・
まだ砂利道・・。
山奥にパン屋なんかあるのかなあとナビを疑いだしたところに、かわいい看板を発見した。
3台くらい停められる駐車場があります。エンジン音にひかれてアブや蜂がブンブン来る来る。
このおうちがポトリベーカリーです。
お店の周囲には、白樺林とたくさんの薪があった。たぶん、パン焼き窯にくべる薪。
奥には菜園が広がっていた。このお店では、パンに入れるベリー類を無農薬で栽培しているそう。
お店はパン職人さんが一人で切り盛りしている。11時の開店に合わせて入ったんだけど、すでに常連さんと思われるお客さんがかわるがわるお店に入ってきた。
お店の中は小さいけど、魅力的なパンばかり。
パンのほかに、ジャムやコショウ・ハーブ、クッキーもある。
一番大きなハードパン「白樺」は、白樺樹液が入っている。樹液は春先にしか採れないらしい。他にもヤマブドウのパン、全粒粉のパン、摘んできたよもぎのあんパン。
大きなものはハーフサイズも売っていて、1000円以内でだいたい購入できる。
一番人気というクロワッサンを手に入れる。
割ったらこんな感じ。
クロワッサンの中身って、普通はパイ生地みたいのがグルグル渦を巻いてますよね。
でもポトリベーカリーのクロワッサンは、普通のふわっとしたパン生地。
他のクロワッサンとはちょっと違う。
実は、クロワッサンってあぶらっぽくてベタベタしてるので苦手です。でもこの店はクロワッサンがおいしいという事で、仕方なく買いました(すみません)
でもこのクロワッサンなら好き。味はシンプルで、外はカリッとして。油っぽく無くて、中はもちもち。うまいなあ、また食べたい。
パンに使う小麦は北海道産、酵母は自然培養酵母。自家製の果物、窯で焼いているとくれば、おいしくないわけがない。
水は湧き水を使用しているとのこと。湧き水といえばこの町は「馬追の名水」という湧き水が汲める場所があって、水がきれいな町でもある。
今のところ営業日は土曜日・日曜日だけで、パンがなくなり次第閉店だそうです。
またいこう。こんどは白樺パンだ。