突然ですが、ダム巡りを始めます。
友人がダムカード集めに目覚めました。
ダムカードの詳しい説明は省きますが、ダムの管理事務所に行くと、そのダムのカードがもらえるやつ。
僕はというと、ダムにあんまり興味はない。
しかし、ダム周辺は自然が豊かだったり、何より巨大な人工物は、日常に無い刺激を与えてくれる。そういう事で、僕もダムの魅力に目覚める事ができそうな?感じです。
北海道のダムカードは現時点で35か所あるので、ぼちぼち回れば全制覇できそうな数です。
記念すべき最初のダムは、南富良野町の「金山ダム」であります。
あいにくの雨
今走っている道路はここです。ダムの上を走っている!
渡り終えて振り返ったところ。
こういうダムのてっぺんにある道路を「天端(てんば)道路」と呼ぶそうです。
ダムの専門用語は結構多くて、調べると面白い。
管理事務所はとても立派。
中には展望台やパネル展示がある。
今日の貯水量などはこんな感じ。
ダムのイラストに注目すると、ダムの中が三角形の空洞になっている。
金山ダムは北海道で唯一の中空重力式ダムなのだ。
中空重力ダムとは、ダム内部が空洞になっている形式のこと。
昔はコンクリートが高価だったため、費用削減のために考案された形だ。
今はコンクリートが昔より安価になったため、日本では1972年を最後に、中空重力式ダムは造られていない。
北海道で唯一という事でダムファンたちに人気の高い金山ダム。でも中が空洞になっているなんて、ちょっと怖いなと僕は思った。
雨で山に靄がかかっていた。
ちょっと粘ればいい写真が撮れそうな感じだ。
ダムで出来た「かなやま湖」はオートキャンプ場、散策道も整備されており、人気があるので陰気な感じが無くて良い。
また、ダムにつきものの話だが、このダムの建設で約300戸の家屋が水没した。
ダムカード
右上の黄色いアルファベットはダムの目的
F:洪水調節
N:河川の正常な流量の維持
W:上水道
I:工業用水
A:かんがい
P:発電
右下の赤いアルファベットはダム形式
G:重力式コンクリートダム
HG:中空重力式コンクリートダム
A:アーチ式コンクリートダム
GA:重力式アーチダム
E:アースフィルダム
R:ロックフィルダム
金山ダムデータ
完成:昭和42年9月
設置河川:空知川
ダム形式:中空重力式ダム
目的:洪水調節、かんがい用水、発電、上水道
流域面積:470km2
高さ:57.3m
堤頂長(ダム頂上の長さ):288.5m
総貯水容量:150,450,000m3