どさんこカメラがオンネトーに行ってきたよ。
オンネトーは阿寒国立公園内にある湖。
オンネトーの面白いところは、見る場所や季節によって湖面の色が変化する点で、別名「五色沼」ともいわれています。
この日はこんな感じのグリーン
湖底の堆積物と湖の深さによって青や緑に見えるんだとか。
おなじような感じで、美瑛の人造池「青い池」も最近人気です。
その影響で混雑しているかも・・思いきや、訪れていたのはライダーのみなさん、カップルがちらほら。大型バスもいない。思ったより人が少なく、静かに散策できました。
さすがにお盆あたりは混むかと思います。
今回は2か所ある駐車場を往復。小さい駐車場(「オンネトー」の看板がある記念撮影ポイント)から大きな駐車場(トイレがあるとこ)まで車道を歩いて20分ほど。軽い森林浴が楽しめます。
ただ、この車道は交通量が多くスピードを出す車もいます。曲道で確認しにくいのでお気をつけて。
ちなみに小さい駐車場は狭い。4台くらい停まっていたけど、混雑時は厳しいかも。
大きな駐車場は大型バスも停まれるくらい広いし、トイレも近いんだけど、ってことは観光バスが来れば激コミは避けられません。あとは運次第でしょう。
この日は全然すいてました。
湖の周囲は木で囲まれているので、隙間を見つけて入ってみる。奥には阿寒火山帯。
左が雌阿寒岳(この山の噴火のおかげでオンネトーができた)、右が阿寒富士。
普段は山の名前なんて興味ないけど、これだけ存在感があると何だか気になる。今も活動中の活火山だそうです。
ちょっと地平線がまがっていますね・・!
お気づきでしょうか。どさんこカメラはへっぽこカメラマンなのです。
オンネトーには、いかにも熊が出そうな散策コースもあります。実際熊鈴が聞こえていたので気をつけたほうがいいでしょう。舗装された車道なんか歩きたくない!という方はこちらへどうぞ。もっとワイルドな場所に行きたい!って方は、2キロほど先に「オンネトー湯の滝」があります。
オンネトー湯の滝は世界で唯一、微生物と藻の働きで二酸化マンガン(乾電池にはいってるあれ)が生成される場所で天然記念物に指定されています。
この微生物はマンガン酸化細菌といって、温泉中の酸素とマンガンイオンを結合する力があるんだそうです。
残念ながら藻が外来魚に食べられています。駆除が追いつくといいけど・・。
微生物といえば、オンネトーのトイレはバイオトイレ。
バイオトイレは、便器の中に水じゃなくておがくずが入ってます。
使ったら「運転」ボタンを押すと、スクリューがおがくずをまぜまぜ。あとは微生物たちが分解してくれるエコなトイレです。
使ってみましたが、臭いもほとんどなく、虫もいなかった。(さすがに写真はない・・)バイオトイレは下水道工事が不要なのでこういった場所では最近注目されてるようです。さすが国立公園ですね。
街ではまず見ないのでちょっと楽しかった。
見る場所を変えると湖面の色も違う。
看板で記念撮影したあとは、周囲をあるくことをおすすめします。
そんなにきれいな色じゃないな・・って顔の人もいたんですが、そんな時は移動してみたらきっと違う姿を見せてくれます。
「オンネトー」はアイヌ語で青い湖、色が変わる湖、美しい湖・・?くらいの意味かなと思っていたら
「年老いた沼」。
深い原生林に囲まれた、朽ちた倒木が沈む青い湖。
物静かで優しいお爺さんでした。