どさんこカメラが神威岬に行ってきました。
場所はこのあたり。
神威岬に来てもすぐに絶景が見られるわけではありません。
岬の先端まで歩いて移動します。
岬の入り口の看板には「先端まで約三十七分」の記載。
往復?片道?
▼灯台のあたりまで歩道が続いています。遠くに人がゴマ粒のように見える。
歩道といっても人がやっとすれ違えるほどの歩道で、ちょっと怖い。
風はビュービューだし足元は海だし。
体力に自信のない人は、岬の麓に食事とお土産の店「カムイ番屋」もありますのでおくつろぎください。
岬の途中からとった海。
景色はとってもきれいで、海は澄んで底が見えるほどです。
サンダル・ハイヒールはおすすめしません。
歩道の途中から地面が金網(つまり足元に海・・)になりますので、挟まれて危険です。
ちなみに、足元の絶壁にびびった僕は歩いている途中写真を撮れませんでした笑
高所恐怖症の人にはおすすめしません・・
さて岬につくと、有名な奇岩「神威岩」がおめみえ。
この岩は、アイヌの女性「チャレンカ」の化身と言われています。
というのもこんな話がある。
『平泉で命を落としたはずの源義経。実は生き延びて北の大地に逃げのびていた。
嵐で遭難しかけた義経を救ったのはアイヌの長だった。
アイヌの長の娘「チャレンカ」は義経に一目ぼれしてしまう。
しかし、義経は新たな領土獲得という野望のため、チャレンカをおいて北の大地を去り、船出してしまう。
ここ神威岬まで義経を追いかけてきたチャレンカだったが、すでに海の向こうに遠ざかっていく義経の船が見えたのでした・・。
チャレンカは悲しみに暮れ「和人の婦女をのせてここを通る船は覆沈するだろう」という恨みの言葉を残し、身を投げてしまいます。
チャレンカの悲しみは岩となり、神威岩(カムイいわ)になりました。
それ以来転覆事故があいついだので、この岬は女人禁制になったのでした。』
というわけで、北海道には「実は生きていた義経伝説」が結構多いんですよね。
神威岬に関しては、見ての通り断崖絶壁、岩々が点在する場所なので、海難事故は相当多かったようです。
伝説の信仰が厚かったのか、ここは昔は本当に女人禁制の地でした。命にかかわる場所には人が近寄らないよう、こういった話になったのかもしれません。
ちなみに海難事故が多すぎたため、住民が事故防止と死者の弔いのため掘った(手作業で!)「念仏トンネル」も見ることができます。
トンネルができた背景を聴くと、とてもカメラを向ける気持ちにはなりませんでした。
帰ってきたら「しゃこたんブルーソフト」という青いソフトクリームで舌を青くしたらいいと思います。
味はご想像通りミント味。