どさんこカメラ

北海道各地で撮った写真を掲載します。

「札幌でしかできない50のこと」全部行ってみた。№45札幌芸術の森美術館

どさんこカメラが「札幌でしかできない50のこと」全部行ってみたよ。

№45美は青空の下で見つける。=札幌芸術の森美術館

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芸術の「森」と言うだけあって、木々に囲まれた自然をいかし、野外展示の彫刻品が充実している美術館。 札幌市街から少し離れているんだけど、最寄りの地下鉄からバスが運行しています。車なら札幌市内から1時間かからないくらい。

 

美術館で興味がありそうな展示をやってればたまに行くことはあったんだけど、

正直、どう楽しめばいいかわからないまま入場。この時は。

 

さくさく歩いていくと有島武夫のおうちを発見。大正2年に建てられたのをそのままもってきたんだって。

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残念ながら冬季は閉鎖中。

 

さらに歩いていくと、 冬の間でも楽しめる物を発見。

「かんじきウォーク」だ!

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「かんじき」は雪国で昔使われていた道具で、靴の上からさらに大きな木製の履物をはくことで、雪に埋もれないように歩けるんだよ。きっと昔話で見たことあるはず。

かんじきと長靴、無料で貸してくれるんだって。いってみよう。

 

かんじきかしてくださーい。

事務室でお姉さんに頼んだら、住所と名前を書いて長靴のサイズを選ぶよ。

長靴のサイズは22.5センチから用意されています。

 

▢充実のサイズラインナップ。

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▢かんじき

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よく見ると紐使いが複雑ですごい。はけるの?

ロビーに履き方が書いてますからねーと言われ、見よう見まねでやってみます。

 

▢かんたん!かんじきの履き方

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あら簡単。

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 どうやら、つま先の下の紐をしっかり張るのがポイント。

ここから長靴が脱落すると身動きできなくなります。

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かんじきの出来具合によって当たりはずれはあるかもね。

立入禁止のとこ以外はどこ行ってもいいからねーって感じで地図を渡されます。

 雪原をあるいて彫刻を鑑賞してもらうのが目的のようです。

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とりあえず遠くに見える彫刻に向かって道なき道を進みます。

除雪が全くされていない場所は大人の腰の高さくらいの積雪。普通の靴なら絶対に歩いて行けません。

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 かんじきが威力を発揮。全然足が埋まらない!

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ふつうは歩けないとこを歩けるって、すごく楽しい。

普段歩く場所って歩道の上だったり、除雪された道の上だったりで、ここを歩きなさいね。って決められている。こうやって自分の意志で自由に歩き回ること自体がちょっと新鮮でした。

 

 

▢かんじきを履かないとこうなる。

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ずぼ。

笹の上は雪が積もってるだけで中は空洞になっている。割と無敵に雪原を歩けるんだけど、この「笹トラップ」に引っかかると雪の中に落ちます。意外と危ない。けど足を踏み出した瞬間落ちるのがちょっと楽しい。

 

▢かんじきがつけた足跡は大きい。

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雪には沈まないけど、雪をこいで歩くのでかなり体力を使う。ひとつの彫刻に辿り着くまでかなり疲れてしまったよ。

野外美術館には73点もの彫刻が置かれているんだって・・。

 

▢グスタフ・ヴィーゲラン 「トライアングル」

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▢奥に見えるのは「木の枝をすべりぬける少女」

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 ▢淀井 敏夫「幼いキリン・硬い土」

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 雪で見えないけど、このキリンは硬いアスファルトのような地面に座ってる。

自然とはかけ離れた、動物園で生きなければならない幼いキリンの悲しげな彫刻・・なんだけど、首だけ出してなんか楽しい感じになってます。

 

こんな感じで、雪があると彫刻の感じ方も変わります。雪で余計な物が見えないので、真っ白な雪原が彫刻をひきたててくれているのかも。雪の中の彫刻もなかなか良いです。

 

 

 木々に囲まれた中を散策するので、野鳥も見られたよ。

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何かの足跡を追跡して歩いても楽しい。キツネやウサギの足跡がたくさんあったよ。

人間が靴で歩ける範囲がいかに狭いかわかる。

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野外美術館のほかには、木工や陶芸をするための設備を完備した施設があるよ。

個人でも借りられるから興味のある人は見てみてね。

▢工芸館

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▢美術館

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展示が開催されていたので、一応行ってみました。

この期間やってた「モーション/エモーション」

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安藤文雄をはじめ、北海道で活躍する9名のアーティストが参加。

 

美術館のミュージアムショップ。

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武田志麻さんの版画が印象に残った。展示に関連した作品も販売されています。

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あとは、絵本「大きなかぶ」で有名な彫刻家・佐藤忠良さんの絵本や彫刻が見られる「佐藤忠良記念子どもアトリエ」もあるよ。

おおきなかぶ―ロシア民話(こどものとも絵本)

 

雪の中で楽しむ自然と芸術。

かんじきは実施期間が限られてるので興味のある人はお早めに。暖かい格好でね。

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