どさんこカメラが「札幌でしかできない50のこと」全部行ってみたよ。
№37ボートは呑む前に乗る。=中島公園
中島公園のボートは冬季休業中。もうそろそろ再開したかな、と思って覗いてみたよ。
このレトロな小屋がボート乗り場。
残念ながら休業中でした・・。
貸しボートは、だいたい毎年4月下旬〜10月くらいまでやっています。料金は40分で600円。ボートは中島公園にある「菖蒲池」にあり、お池をぐるっとボートで周ることができます。
お祭りやイベントの日は結構込み合うので避けたほうがいいかも。
池を泳ぐ水鳥や池のほとりの植生が美しい池です。ゆっくり眺めるのにはなかなか良い環境です。自然の良さがわかる年齢になってからボートにのるのもいいかもね。
桜も咲いた。まだかわいそうなくらい冷たい風。
中島公園の歴史はとっても古くて、開拓時代から「この辺を公園にしようかなぁ」という計画があったそうです。
今はないけど、1887年(明治20年)から20年間、競馬場まであったんだって。
現在の中島公園にどんなものがあるかっていうとこんな感じ。
耐震工事も終わり、外装も美しくなりました。
豊平館の詳細はこちら。
四翁表功之碑
この碑の周辺は桜の開花が早いようです。
「四翁」って誰のことかな。
水原寅蔵、大岡助右衛門、対馬嘉三郎、石川正叟の4名が開拓に功績を残した四翁なんだって。この碑は札幌軟石で作られてるらしい。立派。
水原寅蔵は札幌で初めてリンゴを栽培し林檎園を造園。大岡助右衛門は豊平館の建設に携わった人。対馬嘉三郎は政治家。石川正叟は実業家で輸送会社などを設立。
ざざっとこんな感じの四翁。まさかひとくくりにされるとは思ってなかったろうね。
コンサートホールkitara(キタラ)
札幌が誇る本格的なコンサートホール。
音楽専用の施設だけあって、会場の音響は抜群です。
大ホールには立派なパイプオルガンがあり、オーケストラや声楽コンサートが行われています。
kitaraの目の前にちっちゃな天文台があります。昼間は太陽観測、夜間は星空観測をおこなっている本格的な天文台。
遊具かな?と思うくらいかわいらしい天文台だけど、ここなら気軽に来れそうだね。
このあたり一帯には、大正時代まで「岡田花園」という大きな庭園があったんだって。
菖蒲池
ボートに乗るのはこの池。
もともとは「元右衛門堀」っていう堀だったんだけど、拡張されたり整備されたり、時代の流れとともに形を変えながらこの池になったんだって。
道路がまだ整備されていなかった開拓時代に、陸路で建築木材を運送するのは大変だった。だから豊平川の上流から建築木材をこの「元右衛門堀」まで流して運んできたんだって。
昔はもう少し景観が良かったようだけど、今は公園の周辺を高層ビルが取り囲んでいます。
公園を作った当時は遠くに見える山々を借景としていたそう。
明治から昭和20年代くらいまで、冬の菖蒲池はスケートリンクになってたんだって。もちろん今は滑れないよ。
当時のスケートリンクは市民が仮装してスケートをする「氷上カーニバル」が開催されたりして大変にぎわっていたそう。
この氷上カーニバルや、昭和の中島公園の様子は
ドストエフスキー原作・黒澤明監督の映画「白痴」に記録されています。
今の中島公園と比較するのも面白いかもね。
ちなみに冬は歩くスキーをやってます。道具は無料だって。