冬のひそかな楽しみが、「雪の上の足跡」を探すことです。
地味ですね。
動物の姿を想像するのが楽しくて、冬の唯一の楽しみでもあったりします。
もう外は春の匂いもし始めているので、雪が無くならないうちに載せておきます。
超個人的な収穫です。
ほとんどがキタキツネの足跡。だと思う。
これはウサギの足跡。
ウサギは2つの丸と、2つのだ円形の、特徴的でわかりやすい足跡を残す。
ウサギの走り方をよく見るとわかるんだけど、前足は左右交互に動かすけど、後ろ足はほとんど左右ワンセットでしか動かない。
キツネと違って前足、後足を左右に動かして歩かず、前足を着いたら後ろ足は左右一緒にぴょん。と出てくるからああいう足跡になる。
こんなかんじ。前足を先について、後ろ足は一緒に後から来る。
こうなる。
ウサギの足跡は、突然ふっつり無くなることがある。
キツネなどに追跡されないように、横に大きくジャンプして足跡を途切れさせる。
「うさぎの止め足」という。
これはイタチか、クロテンか、とにかく胴長短足の動物の足跡。
これ系の動物の足跡です。
彼らは足が短くて胴が長いので、イモムシのようにぴょこぴょこ走ります。
なのでキツネのように足跡に間隔は開かず、左右の足が横並びになってるのが特徴。
これは近所の猫の足跡。
犬の足跡かな。
何かあったのか、はしゃいでいたのか・・・
キツネの足跡。
行こうと思ったけどやめたのか、何かいいものがあったのか。
足跡で動物の姿をいろいろと想像するのは、子供のころに読んだ「シートン動物記」の影響が大きい事をブログを書きながら思い出してきたので書いとく。
たしか、「うさぎの止め足」という言葉も、その本に出てきた気がする。

シートン動物記 (1) おおかみ王ロボ ほか (講談社青い鳥文庫)
- 作者: アーネスト・トムソン・シートン,清水勝,阿部知二
- 出版社/メーカー: 講談社
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「オオカミ王ロボ」ではロボが可哀想で泣いた。「ぎざ耳坊や」は確かウサギの話だった気がする。「ドミノ」はキツネだったかオオカミだったか、もうずいぶん昔だから忘れたけど。
シートンが足跡を見ると、そこで動物が何をしていたのか、何を考えていたのかわかっちゃう。というシーンが印象に残っていた(ほぼそこしか覚えてない)
読んでるうちに、追跡される動物の味方になってたりね。
ロボが撃たれた時は、シートンは完全に悪役に見えたよ。
春が来たら溶けちゃうね。