北海道もようやく桜の開花時期となりました。
札幌市にある「農試公園」というところに来ています。
その名の通り、かつて農業試験場があった跡地です。
キタコブシも咲いていた。
いいおてんきだなあ。
なかなか良い公園ですねーと、にぎやかな方へ歩いていくと、
クジラに出会った。
味のある顔だ。
シンゴジの第2形態っぽい。つぶらな瞳には狂気すら感じる。
ここは、ちゃぷ池こと「ちゃぷちゃぷ池」という遊び場らしい。
6月から水が張られて水遊び場になるそうだ。
さらに歩いていくと、今度はガリバーがいた。
「あちゃー、気づいたら滑り台になっとるわー。」
彼の名はガリバー63。
その名の通り昭和63年に作られた彼は、経年劣化で危険なので使用禁止になっている。
さらに公園を歩いていくと、自転車のベルの音がりんりんりんりん聞こえてくる。
大量の親子連れがいるエリアに来た。とにかくい混んでいる。
ここ貸してくれる自転車を求めて親子が列をなしているのだ。
この公園、園内で自転車が乗れる貴重な公園として、近郊の父母の間ではメジャーらしい。
都会の子は公園に来ないと自由に自転車も乗り回せないんだなあ。
大勢の子供たちが楽しそうにチャリチャリしていく。中には自転車を車で持ち込む家族も。
これは横断歩道?
なぜか信号も。
どうやら交通ルールを覚えてもらうために、公園内にミニ道路が作られているらしい。
公園にいるのに交通標識があるというのも奇妙な感じ。
信号や標識は子どもの身長に合わせて大きめに作られているので、見慣れた風景だけど縮尺がおかしい。自分が小さくなったみたいだ。
かと言って子供たちがこれらの秩序を守っているかというと、そうではない。
子供たちは、日ごろ自由に乗れない自転車欲求を晴らすかの如く、暴走しまくって危ない。
中には赤信号を守って停車する子もいてほほえましい。
デゴイチが保存されていました。
その近くには「踏切あり」の標識が。
この標識は今ではほとんど電車のシルエットですが、デゴイチを意識してか懐かしの蒸気機関車。
自転車のほかに人気だったのがこちらの「トンカチ広場」
自由に木工体験ができます。
のこぎり、かなづち、釘などの道具、木材も無料。
箱のような物を親子で作る人もいれば、板切れにひたすら釘を打つ子。各自勝手に遊ばんでいます。
金づちも自転車も、住宅事情によっちゃ出来ないものばかり。
この公園が混む理由は、見ごろの桜のせいばかりじゃないようだ。
自転車のベルと、カナヅチの音を聞きながら、
ベンチでたこ焼きを食べた。