いつも読んでるyokoyumyumさんのブログを読んでてびっくりしましたよ。
立入禁止の炭鉱施設でイベントやってるじゃないですか!!
普段は入れない!入りたい!!
炭坑のとこでアートっぽいことやるらしいという話は聞いていたんですけど、僕はアートとか芸術に興味がないのであやうくスルーするとこでした・・汗
イベントは終わってしまったので事後報告になりますが、毎年色々な炭坑跡地で開催されているようなので、来年もまたチャンスがあるかもしれません。
*
こちらが会場の旧住友赤平炭坑であります。
空知地方の「赤平市」という町にある炭坑です。平成6年まで稼働していて、閉山後は閉鎖されています。
「立坑」と呼ばれるタイプで、上部の鉄骨部分は深さ650mまで通じています。そこで鉱員たちは石炭を掘っていたわけです。
ここでいったい何をやるのかざっくり説明すると、「炭坑をアートで飾ってリスペクトしましょう!」
みたいな感じだと思います。(たぶん)
とにかくこんな感じでした。
旧住友赤平炭鉱抗口浴場
炭坑マンが使っていたお風呂を見に行きます。普段は外観しか見学できません。
ここから入るの・・・こわいなあ。
20年以上も放置されると廃墟感が出てきますね。
当時の張り紙もそのまま…。
「脱衣場で作業着を着替えると床が汚れるのでやめて下さい」的な事が書いてあります。
こちらは脱衣所付近。奥に見える人形はアート作品。
こちらがかつての大浴場。
仕事を終えた鉱員たちでにぎやかだったんだろうなあと思うと、広すぎる空間が余計に寂しく見えます。
お風呂のフチに生えている苔は、たぶんアート作品による後付け。意外に一体感がある。
こちらは別のお風呂。
何か所も風呂があるのは、坑道から出てきた鉱員たちは体が真っ黒だったので、1番風呂で汚れを流し、次に2番風呂・・と入らないと汚れがとれないから。と聞いたことがあります。
ここは脱いだ服を乾燥させておく場所。
羽の生えたご祝儀袋のアートがぶら下がってます。どういった形かわかりませんが、昔は天井に服を吊るすことが出来て、翌日には乾いていたそうです。
下にはフックがあるんですけど、たぶん天井の衣類かごと繋いで使っていたのではないかと思います。
個人的には当時どういう風に炭鉱施設が使われてたかを知りたかったので、再現してくれたほうが面白かったです。それだとイベントの趣旨とずれちゃうんですけどね・・。
旧住友赤平炭鉱立坑ツアー
お風呂を後にして、いよいよ立坑内部に潜入です。
これまた怖そうな入口・・・・・。
参加者は60人くらいで結構混んでました。全員メットを被って参加します。ちょっとドキドキ。
ガイドさんは閉山する年まで実際に住友炭坑で働いていたそうです。
坑内。
めっちゃ広い。
実は待ち時間が長すぎて最初のドキドキ感はほぼゼロになっていました笑
見学可能な場所が多くなかったので、ツアーは30分位で終わるかなと思ってたんですけど、蓋を開けると終わったのはなんと2時間後・・
寒い坑内で体の芯まで冷えて足腰をやられました。
もう少しスムーズに出来ないのかなあ・・と思いつつ、無料で参加しているので、文句は言えませんね。
もう少し写真があるので、次回はアート部分を除いた坑内の様子を貼ってこうと思います。
体力を消耗しましたが貴重な体験でした。
今回はこの辺で。