江別市へ屯田兵屋を見に来ております。
屯田兵屋とは、屯田兵が住んでいたお家のことです。
屯田兵とは明治時代につくられた、開拓と治安維持を兼ねる兵隊です。
屯田兵には没落士族救済という面もありましたが、たしか江別屯田兵の多くは士族屯田だったと思います。
野幌屯田兵屋
こちらがそのお家。桜が舞い散っています。
ここは湯川さんという方が家族7人で暮らしていたそうです。
湯川さんは明治19年、広島県から屯田兵としてやってきました。
残念ながら扉が閉まっていて中の様子はわかりません。
屋根の上には桜が満開です。
桜の下にある小屋の様なものは「煙出し」という排気口のようなものです。
中にはおそらく炉があり、その煙を外に出す場所です。
裏側に回ってみる。
とても簡素な造り・・・
家屋といえども支給品なので、原則として改築は禁止だったとか。
このような家屋が、この一帯に220戸以上ありました。
湯川さんには、この家屋の他に4,000坪の土地が与えられました。
4,000坪・・・・?サッカーフィールドが約2,000坪ぐらいなので、サッカーフィールド2枚ぶんくらいの広さと考えていいと思います。広いです。
イメージとしては・・・
下の写真は新琴似の屯田兵資料館のもの。
こんな感じにうちの周りに土地が与えられて、そこに生えてる樹木を伐採して整備しないといけなかったわけです。
裏側には井戸もありました。
こちらは新琴似の兵屋の図面ですが、たぶんここも同じような間取りだったと思われます。
野幌屯田兵屋は、 5月~9月の第4土曜日 9時30分~16時 だけ
家の中が見られるそうです。当時の生活道具などがあります。
すごくシビアな公開日です。
ちなみにこの兵屋は「湯川公園」という公園内にあります。
兵屋に住んでいた湯川さんと何か関係あるのかな?
バスケコートや遊具もある大きな公園なのですが、ちょっとした散策路もあり
桜の季節という事もあったので散歩して帰りました。
小鳥もたくさんいた。
▼樹齢百年以上の栗の木
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