美唄(びばい)市にある宮島沼に来ています。
ラムサール条約登録湿地にもなっている沼です。
宮島沼は、日本で最大・最北、そして世界でも有数のマガンの飛来地です。
マガンとは・・
白鳥より小さくて鴨より大きい水鳥。翼を広げると150㎝ほど。
ざっくり分類すると「雁(かり)」ともいいます。
北海道には春と秋に通過する旅鳥で、今時期北海道に来たマガンたちは、ロシアへ旅立っていきます。
宮島沼では多い時で6万羽以上のマガンが見られるそうです。
しかし
何もいません・・
カモが2羽だけ
しばらく待っていると
上空から
トンビでした
近い・・
仕方ないので湿地センターへ。トイレもあります。
鳥について学べる施設です。
職員さんが描いた「マガン情報」
マガンが見やすいのは早朝と日没のようです。
マガンの一日
早朝(4時とか)・・一斉に沼から飛び立つ←オススメ時間。ねぐら立ちという
日中・・・そこらへんの田んぼでエサを探す。時々沼に戻ってきて休んでまた田んぼへ
日没・・一斉に沼へ帰ってくる←オススメ時間。ねぐら入りという
そういうわけですから、感動的なマガンの群れを見たい方は早朝か夕方にお越しくださいませ。札幌からはちょっと距離的にきついですが。
さらにこんな情報
本日の飛来数29,000羽。「そろそろ渡ります」とはマガンたちが極東ロシアへ渡ってしまうことを意味しています。当然、渡ったマガンたちは宮島沼には帰ってこないので、見られる数は日に日に少なくなるという事です。
ここでマガンの飛来ルートを確認
マガンの行動
宮城県など(2月後半)→東北地方(3月)→宮島沼(4月~5月初め)→サハリン・カムチャッカ半島→ロシアの繁殖地へ
という風にわたっていきます。
なので、宮島沼でのマガン観察は4月中の日の出、日没がおすすめです。
宮島沼のHPに飛来情報が更新されています。
5月初めだったので、数羽だけマガンを確認できました。
アップで切り取っているのでお見苦しいですが。
飛行形態がかっこいいです
周辺に餌場である田んぼがある環境が、鳥たちにとって良いんだそうです。