今年は生活様式を変更せざるを得ない一年だった。
めんどくさいストレスが増えたかわりに自分で使える時間が増えたりしたのは良かった。僕はもともと他人との距離感がすごく遠いタイプなので、気持ち的にも現実の距離でも、このくらい離れてくれる世の中だと大変楽である。
そんな中でも得たものが少しあったので、今年の終わりの日記として記録しておきます。
自炊のためにそろえて良かったアイテム
一人暮らし歴はそこそこあるけど自炊はほんとに嫌いで、別にできないわけじゃないけどやりたくないからやってこなかった。
でも生きる上で必須スキルで、外食やコンビに行くのもちょっとあぶなそうだなって時期もあったりで自炊と向き合わざるを得なくなった。その中で買ってよかったもの。
・ちいさい土鍋
一人用の小さい土鍋があったら自炊問題すべて解決するかなみたいな時期があって、結果解決しなかったけど買ってよかった。一人用だから6号くらいのがおすすめ。
近所のホーマックで千円ちょいで買えたし日本製。性能は可もなく不可もない。
鶏とにんにくの鍋
野菜と鶏と刻みにんにくを鍋にぶち込んで完成。
肉とにんにくいれたらうまいだろみたいな論理で作られている。
基本的には毎日これをベースに食べていて、なんでかっていうと他の料理のレシピを探すと考えるのめんどくせーってなるからで、めんどくせーが登場してしまうとあっというまに自炊しなくなる危険がある。自炊の維持はめんどくせーをいかに抑えるかにかかっているのでほぼ毎日同じメニューにしている。
これにはメリットがあって、一度気に入ったベース飯を決めてしまえば、あとはその中でだけ変化を加えれば、毎晩メニューに悩んでめんどくせーってなるのを減らせるのである。
この場合だと鶏肉を手羽先、手羽元、もも肉に変えたり、ダシは鰹節、昆布、コンソメとかに変えている。
野菜は白菜より、キャベツやレタスがおすすめで、キャベツは和寒産の大きな越冬キャベツを1個買えば1週間は食べられるし、レタスは包丁つかわなくていいし意外と鍋にあうのでおススメ。
にんにくは必須アイテムなので海外のじゃなくて青森とかのデカくてちょっと高いの入れたらいい。
あとは七味とかブラックペッパーなどの薬味があると飽きない。
▲鍋に慣れたので週末はおでんとか作っている。
▲ご飯も炊ける。玄米なので茶色い。土鍋で炊いたご飯は冷めてもおいしいという謎スキルが付与される。
▲リンゴのコンポート
飲みかけのワインが大量にあって困ってたんで、リンゴとはちみつ、シナモンで煮込んでコンポートにした。見た目は毒リンゴっぽいけど冷やすと美味しい。
というわけでちいさい土鍋があると
・メニュー考えなくて済む
・タンパク質と野菜とれる
・洗い物少ない
・放っとけば飯できる
ってメリットがある。
栄養学には詳しい方なんだけど、仕事忙しいからとりあえず野菜とプロテイン飲んどけば生きれるだろみたいな生活してたら冬に体調を崩したんで、特に冬は暖かいものを食べた方がいいという結論に至った。冬の暖かいものは正義で、なぜなら気持ちも温まる必要があるからで、別にこれはポエムでは無くて道民ならわかると思うけど部屋が寒かったり冷たい飯食ったりすると気持ちがほんとさもしくなって暗くなって心が冷えるのだ。暖かい飯を食いましょう。
・ジップロック各種
これは作り置きには必須アイテムで、仕事で疲れ果ててもう鍋さえ無理みたいな日は作り置きしたものを食べる作戦時に必要。
でも世の中にあふれている作り置きの方法を真似すると絶対失敗するので、ポイントは自分のできる範囲でしかやらないってこと。週末作り置きおかずを何品も作れる人はよっぽど料理が好きか時間があるかのどっちかなので、おかずを作るのだ!という概念は捨てて保存食をつくるみたいなイメージでこなしている。
必要なのはすぐに食べられるタンパク質と野菜である。
炭水化物は知らないうちに摂取してるんで気にしなくていいけど、これら二つは意識しないと摂取量が少なくなるし足りないと体調悪く見たいな側面があるんで頑張って食べたいところ。
▲ふつうのジップロック
ジップロックは漬物作りに欠かせない。
漬物は手軽に野菜が食べられて最強だと思うので、欠かさないで作ってる。
世間では漬物のハードルが高いけど、とにかくジップロックに切った野菜と塩入れれば浅漬けになるし、塩昆布とかなら確実においしい。
寒くなってからは粕漬にも挑戦した。
あと昔ブームになった塩麹がお手軽な感じでスーパーに売られているので、最近はこれを良く使っている。
これと大根を漬けておくと簡単で美しいので最近は気に入っている。
▲ジップロック・スクリューロック
蓋をしめられるタイプのジップロック。
可愛い絵柄しかなかったけど蓋が締まって液体が漏れないのでいい。
これで茹で卵を大量に漬けるという作業をして煮卵的なものを大量生産している。
味付けは北海道の味めんみ。あと酸味が好きなんで黒酢も入れている。
茹で卵は半熟にしておくと、例えばあたたかいご飯と一緒に食べるだけでとろりとおいしいたんぱく質になる。小腹が減ってもすぐ食べれるので茹で卵最強。
半熟にするには家庭の鍋の状態によって違うど、うちの場合は沸騰して7分茹でると半熟になる。
どのくらいで自分の好みのゆで加減になるか調べるとなお良いと思います。
・撤去することで便利になったもの
三角コーナー、スポンジと洗剤置き場は撤去してしまった。これらが無いと狭いキッチンが割と広くなって良い。あと三角コーナーは衛生的に管理する努力をずっとしてきたけどこれは無理だと諦めて撤去した。調理の際に出た生ごみはポリ袋に入れて凍らせてしまうと臭くないしいい。
スポンジ置き場に関してはこんまりを読んでからなんだけど、試しに撤去してみると必要ない事がわかったんで捨ててしまった。あれは地味に不衛生になるし、無くしてよかったと思う。
読書のためにそろえて良かったアイテム
Kindleはすでに持ってたんだけど、Kindle+青空文庫が読書量を増やすために最高だった。
電子書籍とか、あとサブプラの映画もそうなんだけど、見たい映画や本を探しているけど見つからなくて、探すの疲れて見なくなる現象ってのがけっこう起きていて、これがあると読書しなくなるので電子書籍はあんまり好きじゃなかった。
でも青空文庫の作品をばんばんKindleに突っ込んで、あと読みたくなったら読むし、つまんなかったら消すみたいな方法だと選ぶのに悩まなくて済む。
ちなみに青空文庫は著作権が消滅した作品を扱ってるので、全部タダで読める。
タダだからどれだけ購入しても良い。
でもAmazonの検索で青空文庫検索するのわりと難しいし全然関係ない有料のやつとかも出てきてしまうんで、タダだからわざとなのかもしんないけどそこは改善してほしい・・。
僕は古めの作品のほうが好きなんで個人差はあると思うんだけど、とりあえず青空文庫で有名そうな古典をどんどん入れてしまえばいいと思う。
古典といっても日本の作品でも大正とか昭和初期だと、現代でもそんなに価値観はずれてないんで読んで面白いし、古典が古典として現代まで生き残ってるのはそれなりにいい作品だからで、読み放題で0円になってる謎本読むよりずっといいと思う。
あとこういう本をたくさん読んで無駄な知識を身に着けておくと他のマンガとか映画とかも面白く見たり理解することができるのでお得です。
・面白かった本
中谷宇吉郎/I駅の一夜、ピーターパン
中谷宇吉郎は1930年代に活躍した物理学者で北海道大学にいました。
科学的な話は専門的なとこが多いんで、エッセイがおすすめ。
服部之総/望郷-北海道初行脚
おそらく1952年頃に作者が北海道を訪れた時の様子。
まだ北海道を藩で語ることが可能で、狸小路を闊歩するアメリカ兵や、ソ連の脅威なんかが日常にあった時代が確かにあったんだなってことがわかる。
知里幸惠/アイヌ神謡集
外套/ゴーゴリ
並べきれないのでとりあえず北海道に関係ありそうなのだけにした。ゴーゴリは関係ないけど・・
今年は多忙につきあまりブログを更新できなかったんだけど、ありがたいことに定期的に来てくださる人がいるのかアクセス数は減らなかったのでモチベーションも減りませんでした。気の向くまま今後も更新します。
では皆さん良いお年を。