田中ラオウって画家がいるんですけど、めっちゃいい画なのでご紹介したいなと思ったんですが、当ブログは無断転写はしない主義なのでみなさん各自で検索してください。
最初ラオウさんを知ったときはただの似顔絵世界チャンピオンだったのですが(失礼)、最近観てみたらすごい日本画家になっていて勝手に感動していました。
てか似顔絵も描くのはめちゃむずかしいもので、見たらわかると思いますけどラオウさんの似顔絵はその辺の自称似顔絵作家より千倍くらいすごいんですけどね。
田中ラオウさんの名前を知ったのはいつのことか忘れましたが、なんかふざけた名前なのと、北海道出身という事で記憶に残っております。
栗谷川健一さんとか北海道造形デザイン専門学校とか
むかしむかし、札幌には北海道造形デザイン専門学校というデザインの専門学校があったのです。
すでに廃校になっているんですが、ラオウさんはこの学校の出身であります。
ちなみにこの学校は岩見沢出身のグラフィックデザイナー栗谷川健一さんが設立した学校です。栗谷川さんはデザイン界ではめちゃ有名な方で北海道の観光ポスターを多く手掛けた方ですね。
さっぽろ雪まつりや札幌オリンピックのポスター作品も多いので、その年代の方は絶対見たことあると思います。「北海道デザイン界の父」とまで呼ばれた方ですねー。
↓こんな感じの絵です
↓この動画が分かりやすいですね。アイヌを多くモチーフにした方でもあります。
話をラオウさんに戻しまして、さっきも書きましたけどラオウさんは似顔絵世界一にもなった方であります。
正確にはカリカチュア似顔絵という技法の第一人者です。
カリカチュアとはなんぞ?といいますと、似顔絵の一種ではあるんですが、顔の特徴ひどくを誇張した(時には皮肉も込めて)似顔絵の一種です。
↓がラオウさんの作品。
どっかで見た事あるな?と思った方は、もしかしたら「ヒルナンデス!」で観たのかもしれませんね。ヒルナンデスでもイラストを担当されています。
↓それで、ラオウさんが描いてる日本画が冒頭に出てくるトラですね。いいですね。ほしい。
ラオウさんの絵の販売はこちら
あの・・けっしてラオウさんの回し者ではないですよ。
そういや北星鉛筆も北海道に関係ある
話は再びそれまして、以前どこかでラオウさんが推してた鉛筆とおんなじ鉛筆を使っておりました。
それがこの北星鉛筆「大人の鉛筆」であります。
こちらは僕も以前から愛用しておりまして、家の筆記用具は全部これにしちゃおうと思ってこないだ2本追加で買いました。
なんというか、シャーペンの様な鉛筆です。
中に鉛筆の芯が入っているのですが、シャーペンのようにノックすることで芯が出てきます。
しかも鉛筆ではないくせに「鉛筆削り」がついています。
書き心地も良いです。
僕はシャーペンのカキカキした感じ(紙と芯がこすれる感じ)がすごく嫌で、かといって鉛筆は削らなくてはいけないので不便だと思っていたので、この「大人の鉛筆」がたいへんしっくりきます。
勉強とか製図して人に伝えないといけないときは大変役立ちます。
この「大人の鉛筆」を作ってるのは北星鉛筆という東京の会社なのですが、どうやら北海道にも御縁がある様子。
以下北星鉛筆さんのHPより抜粋。
”北星鉛筆株式会社は昭和26年設立の鉛筆製造会社で、私で5代目になります。
杉谷家の先祖は、徳川幕府に書記(祐筆)としてつかえていたと伝え聞いております。
徳川幕府解体後は、屯田兵として北海道に渡り、鉛筆の板「スラット」を製造する会社を設立して全国に販売していました。
(中略)
その後、関東大震災で経営の行き詰った鉛筆製造会社を引き継ぎ、現在の地に会社を設立しました。”北星鉛筆株式会社ー会社概要http://kitaboshi.co.jp/company/
「スラット」というのは鉛筆の木の部分ですね。
スラットに溝を入れて、そこに鉛筆の芯を入れて2枚のスラットを圧着。それを削り出すことで鉛筆ってできるんだそうです。
北星鉛筆さんは木材が豊富な北海道で、材木商として力を蓄えて東京へ進出したそうです。
ちなみに鉛筆を作る際に出たおがくずから生まれた粘土「もくねんさん」も同社から発売しております。
粘土なのに乾燥させると木のような質感になり、彫刻刀で削ることも可能だそうです。どういうこと??
紙粘土と油粘土くらいは知ってますよ。小麦粘土もぎりぎり知ってるけど、おがくず粘土なんてものがあるとは・・・
他にもお米粘土とかシリコン粘土とか、最近の粘土っていろいろあるんですね。