どさんこカメラ

北海道各地で撮った写真を掲載します。

ロイズカカオ&チョコレートタウンのプレオープンに行った

以前も紹介したロイズの新工場、ロイズカカオ&チョコレートタウン。

 

この時、まだ解放されていない謎エリアがあったことを覚えているだろうか?

この工場見学エリアがッ!

 

 

オープンしたぞお!!

 

ということで、封印されていた見学エリアがオープンいたしました。

青く光るあの空間が見学エリアです。

 

オープンとはいっても、現在はプレオープン期間でして、いわゆるお試し期間ですね。

正式なグランドオープンは2023年の春以降だそうです。

 

この見学エリアは予約が必須となっていますので、スマホかPCで各自ご予約下さいませ。ロイズカカオ&チョコレートタウン

大雪の際はロイズが閉鎖されることもあるんで、お天気の日がおすすめです。

入場料1,000円也。

 

 

 

こちらが受付。

 

予約のQRコードをピッとして、いよいよ入場。

受付のお姉さん「所要時間はだいたい2時間で、各階にトイレが1つしかないからあらかじめ済ませておいてね」

 

所要時間2時間とな。そんなに巨大な施設だったのか・・・!

それもそのはず、見学エリアは3階建てだったのだ!

1階部分が以前紹介した直売所のとこ。

我々はまだ1階部分しか知らなかったのだ。

ではエレベーターに乗って3階へ

 

3階・カカオファームゾーン

扉が開くと、そこはコロンビアだった。

 

こんな感じで、カカオ農場を模型で再現している。

カカオとか植物は全部作り物なので、一瞬B級地方博物館の香りがしたが、どうやら気のせいだった。

このエリアでは、チョコレートの原料となるカカオという植物とはなんぞや。ということがしっかり学べるのである。

 

カカオ豆を管理する作業を体験できる。子供は喜んでやっていたが、大人になるとその大変さがわかってしまうので、あんまりこの仕事はやりたくないなと思う。

 

これはカカオ豆が発酵している様子(もちろんレプリカ)

大変勉強になったのは、チョコレートは発酵食品であるという事実に納得できたことだ。

カカオ豆がその製造過程で発酵していることは知っていたんだけど、ネットで文章を拾い読みするだけではイメージがよくわかんなかったのです。でもここにきて、こんな感じで発酵してるのねーという具体的な様子がわかって僕は感動しましたね。

みなさん、チョコレートは発酵食品ですよ。

 

あとはカカオ農場に勤めるおっさんの一日とか。

 

 

このエリアを見学するだけで、

「カカオポットをナイフで割ってパルプを出してやりたい気分だわ」とか

「バナナの皮か木箱か迷うぐらいならいっそ発酵させないほうがいい」といった専門用語を日常会話に取り入れることができます。勉強になるなあ。

 

 

3階・工場体験ゾーン

プレオープンということで、工場体験エリアのほとんどが準備中。

ガラス越しにチョコレートを作るマシーン達が見えるが、残念ながら動いていない。

正式にオープンしたら、さぞ壮大な景色だろう・・・。

 

 

工場に入るには白衣を着なければ・・・!

ここに立つだけで着替えられる、ちょっとした楽しい仕掛けがある。

 

いいなーと思ったのは、壁の説明書きが、壁に貼ってあるんじゃなくてプロジェクターで投影しているとこ。読みやすいし変更があっても変えられるのでよい。

 

触って楽しめる仕掛けも何か所かある。

欲を言えば、各所に消毒液があったらもっとよかった。

 

 

 

2階・謎の空間

突如現れた謎のでかい部屋。めっちゃ広いのに何もない。

おそらくプレオープン中なので、準備中。

 

パンフによると、「ゲームでチョコレート作りができる」場所になるらしい。

プレオープンというのは全力でオープンした時には味わえないがらんとした感じを味わえるのが醍醐味のひとつであるので、この場所はいかにも準備中という感じでグッと来た。

 

2階・チョコレートワークショップ

ここではチョコレートに自分でデコレーション体験ができる。

入場料とは別料金で1,500円かかる。

 

子供たちがいっぱいいたのでやめようかと思ったのだけど、やってみたら意外と楽しい&嬉しい。大人だってチョコレートが作りたい。

まずは手をきれいに洗う。洗面台もあるので安心。

 

 

そして、頭にキャップと、ロイズ特製紙エプロンをつける!

 

チョコレートはミルクとホワイトが選べる。

できればダークチョコも入れてほしいけど予算がかかるんだろうな・・・

 

スタッフさんができたての?チョコレートを入れてくれる

そこにお好みのトッピングをする

これはナッツにカカオニブと、色どりにストロベリーフレークをトッピングしたもの。

結構良くない?

 

 

あとは冷却装置に入れて10分ほど冷やす

 

 

ラッピングして完成

 

裏はこういう模様に。いいね~

 

こっちは別のホワイトチョコレート

「どさんこカメラ」とナッツで書こうとしてあきらめたもの。

注目していただきたいのは選べるトッピングの多さで、ナッツ、ドライフルーツ、カラースプレー、カカオニブ、パフ、キャラメルなどなど。

隣の小さい子はカラースプレーで上手に名前を作っていた。

 

1枚1500円のチョコレート体験は高いだろうか?

否である。

声を大にして否である!!

 

考えてみてほしいのだが、スーパーで売られている板チョコは1枚50gで100円である。

今回作ったチョコレートは家で計ってみたら重さが320gくらいあった。

板チョコ6倍の600円が基本として、ナッツやドライフルーツ、その個包装の包装料、トッピングの材料費、使い捨てキャップや紙エプロンの費用、スタッフの人件費、冷却装置の電気代・・・!

などなど盛り込んだら妥当な、いやちょっと安すぎやしないかと思う。

そして、ロイズのチョコレートだからおいしいのだ。なんてお得なのだ!!

 

2階・チョコレートミュージアム

チョコレートトッピング体験の興奮も冷めやまぬ中、出現したのは木彫りの熊たちだった・・・!!

お前たち、どうしてここに・・・!?

しかもよくあるような、「北海道なのでそれっぽく木彫りの熊をならべてみました」という、なんちゃってコンセプトではなく、一流の作家の作品だらけだ。

 

私は断言する。

“木彫り熊が見たいのならロイズに来なさい”

 

ここはとても良かったのでまた別の記事にまとめたいと思う。

 

 

絵画やアンティークも展示してある。

 

 

 

というわけで駆け足で紹介したけど、総じてとても良かった。

チョコレートのトッピング体験も楽しいし、カカオの勉強にもなる。

入場料1000円でたっぷり楽しめたのである。

 

さらに素晴らしいのは木彫り熊とか自転車などの展示品や美術品で、やっぱ企業たるもの公共の文化に寄与しなければならないのである。

昔は文化に寄与するという行為、タテマエとかでやってる企業がざらにあったが、今は不景気なのでタテマエでさえできていない企業がざらなのである。

タテマエでもなんでもいいんだけど文化に金を出しておかないと、文化はお金がかかるので簡単に滅びるし、そのあとはクソみたいな無料コンテンツがはびこるのみである。

 

 

スポーツもまたしかり。毎年北海道で開催されている「ツール・ド・北海道 」だって(自転車のロードレースね)、昔は日本最大のレースだったのに協賛会社が減ったせいかどんどん規模が縮小されて今は何番目だか知らない。

2階で昔のツール・ド・北海道の映像が放送されていたけど、昔の北海道は、といってもほんの10年くらい前はほんとににぎやかだったのだ・・。

 

 

応援メッセージを書くコーナーが最後にあった。

こういうの気持ち悪くて嫌いなんだけど、まじでロイズ頑張ってほしいと思ったのでちゃんと書いて貼ってきたのである。