どさんこカメラ

北海道各地で撮った写真を掲載します。

インデアンカレーの洗礼、9年ぶりの帯広

ずいぶん久しぶりに帯広に来た。

どこまでも広い大地と空、広大な畑・・・十勝に来ると「北海道だなあ」という気分になる。生まれも育ちも北海道民なのだが。

 

帯広と言ったら名物は豚丼だが、食べてみたいものがあった。

豚丼ではなくカレーだ。

 

その名も「インデアンカレー」

帯広を中心としたカレーのチェーン店で、そこ以外では食べられない。

函館で言うところのラッキーピエロに相当する、ご当地チェーン店である。

 

前回帯広に来た時も食べてみようかと思ったが、「遠くまで来てわざわざカレーもな」

という気持ちから、食べ逃していたのだった。

 

そういうわけで、朝から車を走らせて、開店直後のインデアンカレーに向かう。

帯広は札幌の比じゃないくらい暑い。汗が止まらない。

こんな暑い日にカレーを食べに行くなんて。

 

グーグルマップで場所を確認しつつ車を走らせるが、同じ所要時間で到着するくらいたくさんのインデアンカレーが帯広にはある。むしろありすぎだ。

 

そして・・・

 

青空の下に出現せし、タージマハル!

 

ムガル建築を思わせる佇まいとなっております

 

おっさんがこわい・・

 

インデアンカレー、帯広名物として超有名であるから、どうせ観光客しかいないだろうし、このクソ暑い中カレーを食べに来る人は少ないだろう。朝イチだし。

と思っていたらめちゃめちゃ混んでいた。

金曜の夜の回転すしくらい混んでいた。

 

店内はちょっと変わった作りだ。

カレーを提供する厨房が中心にあり、それをぐるりと囲むように一人掛けの椅子が配置されている。

まさに回転すしのカウンターのようである。

 

 

店内には冷凍のルーもある。結構売れてた。

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15分くらい待ってから席に案内される。

メニューはこんな感じ。安い。

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ルーはインデアンルー、ベーシックルー、野菜ルーの3種類あるらしい

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トッピングもたくさんある。

メニューを迷ってもたもたする僕をよそに、他のお客さんは慣れた様子でいつものメニューを注文する。観光客も多いが、地元の人が半分以上らしい。

 

 

とりあえずオーソドックスなベーシックに、おなかが空いていたのでハンバーグをトッピングした。

カウンターと厨房が近いので、注文して待っている間に他のお客さんおいしそうなカレーが目の前を何度も通る。

しばらく観察していると、レジの前に荷物を持ったお客さんが集まっているのに気づく。

「インデアン5人前お願いします」皆さんはご家庭の鍋、タッパー、深めの皿などを持参して、カレーをテイクアウトしているのだった!

なんてワイルドなテイクアウトなんだ・・・

「地元に愛されるお店」として大げさなご当地テレビ番組でとりあげられることもしばしばだが、大げさではなく本当に地域密着らしい。

おばさんだけでなく、おっちゃんやキッズもカレーを楽し気に持ち帰る姿をみて、豆腐屋に鍋を持って豆腐を買いに行くような(といっても年代的にそれを見たことはない)ノスタルジイを感じるのだった。

 

 

 

カレーが来た

可もなく不可もないおいしさであった。

隣に座っていた兄ちゃんが「インデアンカレー、カツ後乗せで」

後乗せ?つまり、カレーにあらかじめトッピングするとカツの衣がふやけるため、後乗せ可能らしい。お持ち帰りの鍋の皆様も、「カツ別で」と、カレーとカツを別々にお持ち帰りしている。

僕もそれにすればよかった。その方が通っぽい。

日程はまだあるので、明日また来て通っぽい感じで注文してみよう。

 

ちなみにカレーの定番福神漬けと、ショウガがあるのがちょっと変わっている。

真ん中は緑の漬物みたいなもので、ポリポリした何かだった。わからないけどカレーにあうのでたくさんかけた。

 

それから所用を済ませ、昼になっても腹が空かない。

夕方になっても腹が空かないが、ホテルにいても仕方がないので駅前をぶらぶらする。

 

駅前にはシカ(魂なし)がたくさんいる。

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帯広駅前にはホテルと飲み屋が密集していて、コンパクトな作りである。

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夜になっても腹は空かない。これはどうしたことだ。

夜道を馬車が走っていく。

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そうこうしているうちに22時を迎える。

少し腹が減ってきたので再びホテルの外に出る。

 

思えば前回、帯広にきたのは2016年であった。

9年ぶりだ!

初めて見たばんえい競馬があまりにもかっこ良くて記事にした↓。

dosanko-camera.hatenablog.com

 

飲み屋の通りを歩いていると、見覚えのある店に出会った。

9年前も訪れた「サッポロビア晩成館」だ。

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たしか当時は2階席に座った気がするが、現在は2階は団体専用になったようだ。

カウンター席に通され、黒ビールとポテトサラダを注文した。

 

9年前はカウンター席は恥ずかしくて絶対嫌だったけど、今はこうやって酒をたしなむことができるお年頃に成長したのである。

 

ポテトサラダ

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「あまあ!」と声を上げてしまうほど甘いジャガイモだった。

品種は「インカの目覚め」だったと思う。

めちゃくちゃうまい。あまい。さすがジャガイモの聖地帯広だ。

 

ポテトサラダとビールでなんとなくおなかがいっぱいになり、今日はホテルに戻ることにした。

しかしせっかく帯広に来たのにカレーとポテトサラダしか食べていない。

もしかして・・・・・

胃もたれだろうか・・・・・

カレーに?

そんなうっすらした悲しみを胸に、その日は眠りについた。

 

 

 

翌朝、真相を確かめるため再びインデアンカレーに向かった。

そんな、ルーが胃にもたれるとかお年寄りじゃあるまいし。でも、昔はよく食べていたカレー、最近は食べていないなあ。最近は外食しても蕎麦とか・・

 

昨日の反省を踏まえ、通っぽく「カツ後のせで」と言いたかったが、胃がもやっとしていて、胃袋が揚げ物は食いたくないと言っている。

仕方ないからエビカレーにチーズをトッピングした

 

エビがめっちゃ入っていてうれしい!

そうして、案の定

その日は腹が減らなかったのである。

結局豚丼は食べないで帯広を後にした。

 

9年の時を経て、バーのカウンターに座って酒を嗜む度胸は錬成されたが、カレーのルーの油分に耐える胃袋を失ってしまったらしい。

9年前の僕に伝えたい。

食べたいものは、食べられるうちに食べておけ、と。