トイレのディフューザーは長年SHIROのものを愛用しているのだけど、なくなってきてしまったので購入しようかしらと調べていたら砂川市にSHIROのショップがあるらしいので行ってみることにした。
SHIROというのは砂川市で誕生したブランドで、おしゃれなコンセプトでフレグランスやハンドクリームを販売している。
少し前になるが、過去に当ブログでも訪問した↓
おしゃれなものが全部札幌から生まれると思ったら大間違いである。
ディフューザー?デェフューザー?みたいのが部屋にあったらおしゃれな部屋になるんだぞ。などと友人を言いくるめて、1時間ほどドライブ(してもらった)。
水田、山、水田・・・いかにも空知地方らしい風景のなかに、突然おしゃれな建物が出現した。
ここが「みんなの工場」である。
「みんなの工場」というネーミングの通り、ここではSHIRO製品の製作過程が見学できたり、オリジナルの香水が作れるらしい。
すでに多くの人でにぎわっていた。
シャレた建物である。
ガラス張りの見学エリアの奥には、ちょっとした飲食スペースもある。
遠くに水田と民家が見える、ザ・空知といった景色を望みつつ、何か食べられるらしい。
ちょっとメニューを見てみようか、と手に取る。
メニューはパンケーキ、スムージーなど、ああ時代は令和なのだな、と感じるラインナップだった。
暑かったのでビールを一杯、たこ焼きなんかもあるといいですね、という感じだった我々二人は「今はスムージーっていう舌じゃないんだよな・・」という共通認識のもと、何も買わずにその場を立ち去った。
反対側にはなにやら人々がくつろいでいるスペースがあったのでそちらに行ってみた。
天井から子供の声が聞こえるので見てみると、天井のあみあみの中でキャッキャと子供が遊んでいる。
下にはそれを見守る親御さん、パパとママである。
「ここ、我々には場違いなんじゃないか・・」
そんな僕のアンニュイさを感じ取った友人が、
「ほらあれは?ディフューザー?デェフューザー?買いに来たんでしょ?香りも実際に嗅げるみたいだし選んでみたら?」と言う。
それもそうだと思いなおし、さっそく売り場へ行ってみたが、僕はその場でひとつの法則を見出し戦慄した。
「ちょっとここ、サングラスと短パン多くないか?」
夏にサングラスをかけるのは、陽キャの証である。
また、へそを露出した服装の女性も見られ、本当にここは空知であろうか、という気持ちになった
それもそのはず「みんなの工場」の目玉はオリジナルの香水作りだ。
ブレンダーラボというかっこいいコーナーで「マイフレグランス」を作れるというのが、この施設のウリなのである。
そこにはカップルや、キラキラした女の子たちが集まっていた。「陽」のパワーに満ち溢れていた!
「まっ眩しい‥!これ以上は行けない!!」
「いや、香りを選びなさいよ!せっかく来たんだからさあ!行って嗅ぎなさいよ!!」
「ネットで‥‥ネットで買う!!」
うちのトイレのディフューザーは、まだ空のままである。
(ちなみに黄色いボトルの商品はみんなの工場限定品らしいです。)