コーヒーや紅茶に比べて緑茶に対する思い入れがない。
緑茶って、あっても無くてもいいよな〜という感じだった。
しかし、仕事で鹿児島へ行った時のこと。
たまたま買った緑茶がとてもおいしかったのだ。それから緑茶のおいしさに気づいてしまった。
ちなみに、その時のお茶がこれである。
あと1杯分茶葉が残っているのだけど、もったいなくてずっとこのままだ。多分永遠にこのままだろう・・・
ネット販売はしていないらしく、付属の紙にはFAXでご注文承りますとのことだった。
もちろんFAXは、ない。
それ以来、スーパーのややお高めのお茶や、イ◯ンの催事のややお高めのお茶などを買うが、お値段に味がついてこないのである。
困った。
じゃあお茶の専門店に行けば良いのでは?
札幌には宇治園があるではないか!
というわけで宇治園札幌直営店に来た。
2階は普通に宇治園さんの社内であるらしい。
看板の「営業本部」という文字を見た途端頭が仕事モードに一瞬なって、胃から酸っぱいものが込み上げるのだった。
1階はカフェになっている。
駐車場もお店の横にあるんで入りやすい。
文字通りお茶でもしていきましょう。
席に案内されるとお水ではなくお茶が出される。
もうお茶の世界は始まっているのである。
ブログ的には写真映えしそうな「くまパフェ」「抹茶1mmモンブラン」なるメニューを選択すべきだが、お茶屋に来てノーマルなお茶を飲まないのは意味が分からない。
というわけで一番シンプルにお茶を味わえそうな「緑茶セット」にした。
この選択は一見簡単そうだが、12種類のお茶の銘柄から好きなお茶を選択しないといけないのでわりと大変である。
添えてあるアイスもほうじ茶と抹茶煎茶などから選択せねばならず、選択の連続である。
ちなみに別の日に来たときは「くまパフェ」「抹茶1mmモンブラン」を今度こそ撮ろうと思ったのだけど、なんかこれのほうがおいしそうだったのでやめてしまった。お茶味のスイーツは斯様に魅力的なのである。
併設されているショップにはお茶難民が満足できるであろうラインナップのお茶が並んでいる。
スイーツもあるぞ。
ちなみに「くまパフェ」と「抹茶1mmモンブラン」はこれ。
だいたい想像どおりだったでしょ?
北海道の宇治園??
さて茶葉を購入する前に、グルメな方は気づいたかもしれない。
「そういえば大阪にも宇治園ってあるよね?」と。
北海道のデパートでも、バレンタインになると宇治園の抹茶チョコレートが並んでいる。
ひょっとこやおかめのパッケージのあのチョコは、大阪の宇治園で販売しているのだ。
大阪の宇治園と札幌の宇治園って関係あるのだろうかと思い調べてみると、
大阪の宇治園は重村源兵衛なる人物が始めた茶商が始まりで、その娘婿が発展させた。明治2年のことである。
一方の宇治園(北海道)の社史によると、こちらも同一人物と思われる重村源兵衛により慶応元年に始まったとある。
その後、昭和に入って同社の大村宝一という人物が函館に進出、昭和26年に独立する形で現在の株式会社宇治園を設立したらしい。
開祖が同じところを見ると、どうやら昭和時代に函館支店が本家から独立し、株式会社宇治園(北海道のほう)となったようだ。
以前のエントリーで「千秋庵」が札幌と函館にある件について触れたが、宇治園が全国にあるのも似たような経緯なのかもしれない
あ、あと茶葉も買いました。おいしかったです。