苗穂の「北海道鉄道技術館」へ行ってきましたよー!
ここは月に2回、2時間30分しか開放していないという難易度の高めの博物館であります!
【基本情報】
場所:JR苗穂工場の構内
開館日:毎月第2・第4土曜日
開館時間:13:30~16:00
冬期間は屋外に展示されているSL、DMVは見られませんのでご注意を。
入場料:無料
「北海道鉄道技術館」はなんとJR苗穂工場の構内にあります。
僕らが乗ってるJRはトラブルが起きる事もあります。そういうときにはいわゆる修理工場でメンテナンスを行います。JR北海道では「苗穂工場」が車両のメンテナンス場所で、部品を交換したり整備したりするんですね。
車両の改造なんかも苗穂工場でしてるんですよー
入場方法
苗穂工場の構内にあるだけに、ちょっとした手続きを経て入館せねばなりません。
正面の警備室で、住所氏名などを記入。
▼工場内らしいこんな案内も。朝は体操するんですね。
受付すると警備員のおじさんが案内をくれるんでそれに従って移動します。
駐車場は10台くらいのスペースあり。
北海道鉄道技術館
はいここが技術館です。
これで無料でいいの?ってくらい濃い内容の展示がたくさんありますんで入ってみましょう。
建物の内部はこんな感じ。
実は、苗穂工場の用品倉庫を改築して使っています。
工場の中でも最古の倉庫が使われているそうで、レンガ造りの建物はなんとも趣がありますねー。
入ってまず目につくのが、リゾート列車の先駆け「アルファコンチネンタルエクスプレス」、北海道初の特急気動車「おおぞら」の運転台であります。
▼アルファコンチネンタルエクスプレス
▼おおぞら
運転車両の中は入ることができますよ!
こちらはアルコンの内部
このへんもどうぞパチパチしちゃってください
運転席にも座っちゃって下さい
触れる展示多数
実際に触って体験できる展示も多数あります。
運転体験のできるHOゲージ「振り子でトライ」、711のパンタグラフ操作、エンジンカットモデルなどなど。
▼これは表示器操作盤。
行先表示板と先頭表示を「ホームライナー」にしてみました(なぜ)。
▼パンタグラフ操作
あとはジオラマも。
この街並みはどこかで見覚えが
そのほか歴史的資料や、濃い目の資料もありますんで大人も楽しめるかと。
▼C62の車歴簿とか巨大な鋏とか
▼昔の電卓(でかい)とかエンジン部品とか
▼ネクタイピンマニア垂涎の展示
▼みんな大好き北斗星
屋外展示
屋外にはSLが展示されています。
保存のため、冬期間は格納されるので見られません。
▼D51
▼C62
今の車両と違って、大きい!ごつい!のがよくわかります
これがかつて山間を吠えながら疾走した姿を思えば、多くの人が魅了されたのも納得。
こちらも中に入れます。
左側の大きな口が石炭を入れるとこ。
バルブがたくさんあってとても僕には運転できそうもありません・・
でも大丈夫、蒸気機関車は機関士と機関助士の二人で運転しますよー
▼機関士席
席からの眺め
▼機関助士席
こんな感じで鉄道以外に歴史的建造物にも興味あるよーって人にもおすすめです。
工場内だけあって、いたるところに線路がありますんで外の風景もなかなか面白いですよ。
奥の工場は実際に稼働してるので立入禁止。
車両の往来があるのでちびっこは注意しましょう。
この辺一帯は「札幌苗穂地区の工場・記念館群」として、北海道遺産にもなってます。
はい、というわけで開館日時がシビアなんで行くタイミングが難しいですが、無料で鉄道が楽しめるんで興味のある方はいかが。
テツの皆さんだけでなく家族連れも多かったんで、うちの子鉄分多めかも・・と思った親御さんもいかがでしょうか。