どさんこカメラが
「札幌でしかできない50のこと」全部行ってみたよ。
北海道神宮は札幌市は円山に建つ神社。
正面の大鳥居をくぐって境内に入るのが正しいんだろうけど、どさんこカメラは脇道の公園口鳥居から入るほうが好きだよ。春は桜、秋は紅葉を見ながら入れるからね。
公園口鳥居へのアクセスを紹介するね。
札幌市営地下鉄・円山公園駅3番出口からでると、チキンのおじさんが見えます。
その方向へまっすぐ歩くと円山公園に着くよ。
ここが円山公園。紅葉は時期が過ぎたけどなかなか綺麗でした。
この円山公園をつっきると公園口鳥居に着きます。
本殿にいたる道の途中に、開拓神社、札幌鉱霊神社、穂多木神社が。
本殿に到着。
この日は七五三をやってました。
でもこれを撮影したのは10月・・。七五三は11月15日が一般的なんだけど、北海道ではひと月繰り上げて10月15日にするんだ。
理由は単純で、11月になると雪がすごくてお参りしにくくなるからなんだって。
どさんこはなんでも合理的だよ。
寒風と時折吹き付ける雪。寒い!
でもなんだかみんな楽しそう。
ガイドのほうでは「エゾリスとお参りする」なんてタイトルが出てたけど、うーん。
どさんこカメラは一度も境内で見たことがありません。いることはいるようなので、見たい人は朝早く来て探すといいかも。
あ、エゾリスより目立つのがカラスだよ。
神宮に行く必ずこんな光景が・・
お姉さん逃げて!
食べ物をもって散策することは絶対にお勧めしないよ!
食べ物に見えるビニール袋なんかも要注意。
男女構わず食べ物を持っていれば襲ってくるようです。
一度目をつけたら執拗に何度も襲撃するしぶとさ。体もくちばしもでかいよ。
気をつけてね。
境内には「六花亭神宮茶屋」があるんだ。
ここで焼きたてのお餅「判官さま」がいただけるよ。
休日は混んでいるから、おうちで温めて食べてもいいかもね。
茶屋の外の席で食べるとカラスが来て危ないよ。
「判官さま」なんて変な名前のお餅だけど、判官様っていうのは開拓判官だった島 義勇の愛称なんだって。
北海道神宮には大国魂命(国の神霊)、大己貴命(国造り・開拓の神)、少彦名命(国造りの神)のいわゆる「開拓三神」がまつられているよ。
で神宮を建てる際にこの「開拓三神」を本州から持ってこなくちゃいけなくなった。
船で北海道までやってきた三神を、函館から札幌まで背負って陸路で運んだのが判官様こと、島 義勇なんだ。しかも神宮を建てる場所まで決めるっていう重要な任務もありました。
未開の北海道を陸路で札幌までやってきた苦労は想像に難くないよね。
島は札幌の整備に尽力しようとしたんだけど、上司と対立してわずが3か月ほどで北海道を去ることになってしまったんだって。
北海道を去った島。明治7年に「佐賀の乱」(不平士族が明治政府におこした反乱)をおこし斬首されてしまいました。
一応この時代も司法はあったんだけど、行政面で功績があったにも関わらず、減刑されなかったこの件に関しては判決があらかじめ決定していたとも言われているよ。
北海道神宮は桜の名所でもあるんだけど、この桜は島 義勇の鎮魂のために従者が植えたのがきっかけなんだって。
北海道の桜は見られなかった彼だけど、今では「北海道開拓の父」とも呼ばれ、北海道神宮や札幌市役所にも像があるんだ。
漫画も出たみたい。
こんないきさつを考えると、お花見シーズンに桜を煙まみれにするなんてちょっと申し訳ないよね・・。
もちろん宴会できないようになっている場所もあるし、桜のほかに梅も一緒に咲くのが魅力なんだ。
春になったら見に来てね。