JR某駅のキオスクでお土産を探したんですけど、見事に何もなかった某日の昼下がり。
懐かしいお菓子があったので買ってみました。
御勝手屋羊羹です。ごかってやようかんと読みます。
いつもなら売っていても目に入らないんですけど、キオスクに選択肢が無さ過ぎて目に入りました。
久しぶりに(自分が・・)食べるのもいいかもしれないなあと思って購入です。
ミニサイズもあります。
丸缶羊かんというこの商品。
懐かしい、と書きましたが昭和13年には発売されていて、昭和30年には今の形になったそうなので、どさんこなら知らない人はいないでしょう。
特徴的なのは切り方で、羊羹に付いている糸を巻き付けて切れるんです。
子どもの時、糸を巻いて切るのが面白くてこの羊羹が好きでした。
訪問先のお宅でこの羊羹を取り出したら、案の定子供たちが群がってきまして、
写真は・・あまりとれませんでした笑
▼子供たちによって無残にラベルをはがされた羊羹。この糸で羊羹を切ります。
▼容器の底を押すとにゅっと羊羹が出てきます。このように糸を羊羹に巻き付けて・・
▼はい切れました。
好みのサイズで羊羹が切り分けられるわけです。
お皿や包丁を用意できない列車の旅を想定して作られた切り方なんだそうです。手も汚れなくていいですよ。
▼レトロなパッケージ。
御勝手屋は江差のお店なんですけど、その昔南部藩から江差に渡ってきた杣人(そまびと)・五花手組(ごかってくみ)が豆を栽培してみたところ、北海道で初めて栽培に成功したので屋号を「五花手屋」としたのが始まりだそうです。
北海道の製菓業としてはかなり歴史が古く、1870年にはお菓子を販売していたというから驚きです。
羊羹はアズキが原料になってるものが多いですよね。この丸缶羊羹はちょっとめずらしくて、「金時豆」が原料です。
アズキよりあっさりした味わい。くどくないので好きです。
ミニサイズのほうは、僕が列車の中で丸かじりして食べました。