スーパーでこんなものを見つけました。
上川町にある上川大雪酒造株式会社の酒粕です。
上川大雪酒造は以前もご紹介していますが、北海道にできた酒蔵です↓
酒粕といっても色々あるらしく、今回購入したのは「板粕」と呼ばれるペースト状の柔らかいものです。
この板粕を圧縮して保存しといたものは「練り粕」と呼ばれるらしい。ふーん。
勢いで購入してしまった「酒粕」ですが、人生上初めて台所に登場した食材なのでいまいち使い方がわかりません。
外出もままならないご時世なんで、色々調べて酒粕で遊んでいます。
〇甘酒つくって遊ぶ
酒粕を水で溶いて温めて、砂糖を入れれば甘酒の出来上がり。
一口大にちぎった酒粕を一人分(200mlくらい)のお湯で溶かして弱火→強火で過熱し完成。
砂糖を入れないと、とてもまずい。ちょっとでも砂糖を入れるとおいしくなるから不思議なもの。
お好みでショウガ(チューブのやつでいい)をいれるとまた違った味わいになります。
思ったより簡単です。
甘酒を作るにあたり過熱の必要がありますが、うちには鍋が無い(部屋をこんまりった時に捨てた)ので、
代わりにこのような家電で甘酒を作りました。
これはパナソニックのミニクッカーなる商品で、本来は米を炊くためのもの。
炊飯タイマーなし、保温機能なし、最大1.5合しか炊けない
という究極に単純化された炊飯器です。
ミニマリストではありませんが、余計な機能はついてないし20分ちょいで米が炊けるので気に入ってます。
ぐつぐつしてるとこ。火を使わないんで見てなくていいのが楽。
〇いろいろ漬けて遊ぶ
酒粕に豆腐を漬けるとチーズのような濃厚なおつまみになります。
まずは豆腐の水切り
酒粕の浸み込み方が悪くなるので、豆腐はこれでもかというほど水切りする。
水切りをしっかりしないと、べちゃっとなってマズイんで最低一晩くらい。
酒粕と、同量の味噌をよくまぜまぜしてペーストを作る。
ジップロックに水切り豆腐とペーストを入れて再び冷蔵庫で寝かせる。
この場合豆腐の賞味期限はどの程度有効なのか謎なんだけど個人的には4日くらい寝かせたやつがおいしいと思ってる。
早く漬けたい場合豆腐を薄くスライス。
豆腐やったらやっぱり野菜もつけないとだめかなと思ってやってみたり。
いわゆる粕漬け。
まずは下処理。
大きめに切った野菜の表面に塩を塗り、ジップロックへ。冷蔵庫内で1日おく。
ちなみに野菜を小さく切りすぎると酒粕の中で行方不明になるので大きめがいい。
大根なら横に真っ二つ、白菜なら1/3くらい。
上の写真の白菜は小さく切りすぎてその後行方不明になった。
1日置いたら野菜からかなり水が出るんで、水は全部捨てる。
続いてペーストを作る。酒粕と同量の味噌をよくよくこねこねしてペーストにする。そこに砂糖も適当に入れる。
ペーストの配合には色々レシピがあるんだけど、酒粕は味噌と同量、砂糖も入れてみて、舐めてみて美味しいくらいがちょうどいいらしい。これはばあちゃんが言ってたんで間違いない。
ジップロックに酒粕ペーストと野菜を入れて冷蔵庫で寝かせる。
おわり。
完成品を取り出すの図
余計な酒粕を取り除いてたべる。
何日漬けるかはお好みだけど、だいたい5日は漬けてる気がする。
**
酒粕にはアルコールが入ってるんでいつも夜ご飯に食べている。いずれは肉や魚も漬け始めるのかもしれない。
自分で漬けたものが食卓に出るというのは何となくまっとうな生活をしているようで良い。