どさんこカメラ

北海道各地で撮った写真を掲載します。

こんまりが好きじゃなかったのに、部屋がこんまり化された。

こんまりっていうのは近藤麻理恵の愛称で、「ときめき」で片づけるあの人のことだ。

昔、金スマによく出演していて人気だった。

番組内で女性の下着を「おブラ様」と呼ぶなどする彼女。ああ不思議ちゃん系をよそおって掃除ブームに乗ってる人やね...。まずこんまりに対する僕の認識はそんなものだ。

まず彼女の片づけ方法「ときめき」で行うというのが全然意味が分からない。

基準が曖昧だし、それってどっちかっていうとスピリチュアルに寄ってんじゃねーの?みたいな気もしていた。

 

時は流れ僕の意識下からこんまりはすっかり消え去り、息を長く吐いて健康になる人や掃除棒をつくったりYoutubeを騒がせたりする人が出現したり消えたりしながら日々が過ぎた。

 

突然こんまりが気になりだしたのは、どっかの外国人が「日本人は昔は影響力ある人いたけど、今はこんまりくらいしかいないよね」みたいなジョークを言っててそのジョークは全然面白くなかったけど、何?こんまりアメリカで有名なの?

調べたらこんまりは2015年にアメリカTIME誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれていたのだった。

 

そんで気付いたらこんまりの本をポチっていた。

人生がときめく片づけの魔法 改訂版

人生がときめく片づけの魔法 改訂版

 

 

何、お前は興味なかったくせにアメリカで評価されたら自分も評価しちゃうんですか?

みたいに思う人がいるかもしれないけど、実際評価しちゃう方なのでアメリカかぶれと罵ってくれてかまわない。でもハンバーガーはマックよりフレッシュネスの方が好きだから仲良くしてください。(本当はバーガーキングが一番好きだけれど・・・)

 

 

そういうわけでこんまりの本をあまり期待しないで読んだ。

それから3週間。

部屋が片付いてしまった・・・!!

他の片づけ方法はどれもダメだったのになぜ片付いたのか?

 

それは「ときめき」のおかげ!!

 

ここまで読んで、あ、こいつは何かあかんのやな、と思う人がいるのかもしれない(あなたのことですよ)けどそんなことはないよ。

じゃ「ときめき」って何よ?説明してみ?って話になるのだけど、これあるとテンション上がる!とか、これは好きだ!みたいな感じなので大変説明するのがむずかしい。

なぜ難しいかというと、「ときめき」っていうのは個人個人で全然違うし、何にときめくかときめかないかというのも個人で全然違う。僕のときめきとあなたのときめきは全然違う。あなたの見ている青色と私が見ている青色は全然違うのよ。みたいな話になってくるので説明は不可能である。

 

曖昧だけれど最も重要なものそれは「ときめき」。他の片づけ方法がうまくいかないのは「ときめき」が無いからだ。

例えば「服は10着までしか持っちゃだめだ!」とか「1個買ったら1個捨てるんだ!」っていう片づけ方法は大変合理的だけど「ときめき」が無いのでうまくいかない。

これらの方法は合理的なので完璧に実践できれば二度と散らからない部屋になるが、それはその方法を論ずる人の価値観であって、片づけをしている本人の価値観が不在なのだ。

人の価値観はそれぞれバラバラなのに、「○個までしかもてない」って一律のルールを適用できるはずがない。

本人がときめくなら、服は5着しか残らないこともあるし20着になるかもしれない。ときめきって個人の判断基準なんで曖昧だからややもすると怪しげになるけど個人的には絶対の尺度なんじゃないか。

ちなみに片づけを進めるうちに「ときめき」でモノを判断する力はレベルアップしていくので、僕もそのうち螺旋丸くらい出せるようになると思う。

 

 

 

・おすすめの本とか

人生がときめく片づけの魔法 改訂版

人生がときめく片づけの魔法 改訂版

人生がときめく片づけの魔法 改訂版

 

 まずこれを読んでやってみて、あわないなーって人は合わないのでやめたほうがいい。

とりあえずこれ読めば十分。

 

 

 

 イラストでときめく片づけの魔法

イラストでときめく片づけの魔法

イラストでときめく片づけの魔法

  • 作者:近藤麻理恵
  • 発売日: 2014/12/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

さっきの本では服のたたみ方は詳しく書かれていないが、イラストでわかりやすく書かれているのはこの本。

理想の部屋的なイラストがちょっとうざい。なぜか読者を女子と想定している点で大変もったいない。

 

 

『KonMari〜人生がときめく片付けの魔法〜』

アメリカで放映された番組。ネットフリックスで見られる。

アメリカの散らかった部屋に困っている家族をこんまりが助けてあげる内容。

片づけを進めていくうちに家族が涙を流したり、こんまりが床に座り「家」に向けて語りかけるシーンは正直ひいてしまう。この番組先に見てたら本は読まなかったろうな・・・

動くこんまりが見られるけど特段勉強になるシーンは無いので別に見なくていいと思う。

 涙のシーンや家に語りかけるシーンは本を読んでいくとなんとなく説明できるのだけどこの段階でここに書いても意味が無いのでやめる。

 

 

 僕はこんまり信者ではないので、服も畳んだり畳まなかったり脱ぎっぱなしが多いしカバンの中も散乱している。その辺は生活に合わせて無理のない範囲でやればいいと思う。

でもこんまりしてから靴下だけはきちんと畳んでいて、箱の中で仕事用の靴下がだんだん減っていくのがなぜか愉快だと思うしで洗濯目安がわかるのでこれだけはきちんとやっている。

あと今の世の中的に買い物に行く回数を減らそうと思ってまとめ買いをする人が多いと思うんだけど、食料品や日用品をこんまりしておくと不足数と必要数がすぐわかる。こんまりいわく、ストックに関してはときめきというゆるふわな感性ではなく数字とルールで考えよとの事だ。

 

 

これは僕の感想だけど部屋が片付くと部屋時間楽しいってなるので外出できなくてもわりと平気になる。片付けの最中で色々発見して、そういえば自分これやりたかったんだっけとかも思い出す。目指してたけど今の自分に合わない事は、捨てることで諦められる。

たぶん片付けは自分と向き合うのとおなじ事で、こんまり が本の中で「音楽かけてノリノリでやったらダメです」みたいに書いてたのも納得する。

 

 

時節柄外に出れなくて悶々とする方も多いと思うけど、部屋をこんまり化するのも悪くないと思う。