どさんこカメラが
「札幌でしかできない50のこと」 全部行ってみたよ。
№40老舗商店街で地元っ子を気取る。=狸小路商店街
狸小路はすすきの駅の近くにある商店街。
140年以上の歴史があって、札幌の開拓史とほぼ同時期と言っていいほど古い。意外と歴史があるんだね。
その名称の由来は、狸が人を化かす如く、夜のお姉さんが言葉巧みに男をひっかけたってことらしいけど
その辺を紐解くと悲しくなりそうなのでやめようね。
商店街はアーケードでつながっていて、現時点では1丁目から7丁目までのお店で構成されているよ。
札幌駅の垂直に商店街が伸びていて、創成川、二条市場側に狸小路1丁目がある。
まずは1丁目から行ってみよう。
狸小路1丁目
1丁目は古着屋さん、居酒屋、ドラックストアなどなどに混ざり、
昔からある感じのお店が割と残っている印象。
はんこ屋さん
仏具屋さん。
質屋のシャッター。
狸小路2丁目
2丁目店はファストフード店、飲食店など、チェーン店ばかりが目立つ。
あと靴屋、靴屋。靴屋こんなにいる?
パチンコ屋さんの店内ウインドウにフクロウが!
音が結構うるさいんだけど。これは・・・。
かわいーって写真を撮ってる人もいたけど。
うーん。
あとはね、「みよしの」
餃子といえばみよしの。
本州で言うとこの「餃子の王将」的な。ちょっと違うんだけどね。なぜかカレーと餃子が定番。
何年か前に北海道に王将が来たけど、やっぱり道産子はみよしの。
狸小路3丁目
ここも靴屋、ドラッグストア。あとゲーセンが多い。
狸小路はドラッグストアと靴がすきなのかな。
札幌のドンキホーテは3丁目にあるよ。
その隣にあるのがフルーツ屋さん「サン・フルーツ」。やっと商店街らしいお店が出てきた。
フルーツの甘い香り。個人経営のお店は少ない印象。
狸小路4丁目
ここにもドラッグストア、パチンコ屋。商店街らしいお店は見当たらない。
お土産屋さんの「たぬきや」の巨大狸が目立つ。
どーん
狸小路5丁目
いつのまにか巨大なサッポロドラッグストアーができている!
サッポロドラッグストアーっていうのは北海道のドラッグストアだよ。
通称「サツドラ」
サツドラは中国人観光客の爆買いに対応した店を作ってるんだって。狸小路5丁目のこの店舗がまさにそう。
O2O(オーツーオー)サービスって言われていて、購入した商品を中国に直送できたりするんだって。もちろん店員さんも中国人。
入ってみたんだけど、「昔からある日本ではおなじみの胃腸薬」に立派な展示スペースがあって、その歴史とかが中国語で書いてあるんだよね。
この時はそんなことは知らずに入ったんだけど。
日本人のお客さんは自分だけ。店内は中国語。ちょっとしたアウェイ感・・。
レジで支払う金額の桁が2つほど違うんだもの。
どうりで商店街の中がドラッグストアだらけなわけだよね・・。
"商店街のいい感じの雰囲気"を求めてこの辺に来るとがっかりするかもね。
同じく5丁目内の「道産食彩HUG」
北海道の野菜や加工食品なんかがたくさん売ってるよ。
観光で来てるなら、お土産屋さんにいくよりここの方が面白いかも。
それから狸小路といえば。の場所、「狸神社」
商店街を見守る狸さんだよ。
正式には「本陣狸大名神社」という立派な名前がある。
ご本尊は2体あって、外からは見えないよ。
外から見える石の狸はお地蔵さまで、各部をなでることで8つのご利益があるんだって。
ご本尊2体の狸は夫婦。
大明神は八百八狸・隠神刑部("平成狸合戦ぽんぽこ"で出てきたよね)の家系。
奥さんの実家は證誠寺(しょうじょうじ)なんだって。
證誠寺って、おなじみの童謡にでてくるお寺だね。
狸夫婦には子供もいて、仲がいいんだって。
狸小路6丁目
歩いていたらアーケードの横に小道を発見。
6丁目内にある「狸小路市場」。細い通路の奥には寿司屋や鮮魚店が入っているよ。
あと6丁目にあるのはね、ミニシアター系の映画を上映している「シアターキノ」
とか、お団子がおいしい「新倉屋」かな。
狸小路7丁目
ここは居酒屋が多い、占いのお店なんかもあるよ。
チェーン店がぐっと少なくなって、ある意味いちばんいい雰囲気かもしれない。
中古レコード屋さん「フレッシュ・エアー」
7丁目を過ぎるともう狸小路商店街ではないんだけど、この先の8丁目には以前紹介した「№5紙の店馬渕」、「№33くさかカバン」店があるから探してみてね。
マニアックなお店が多くていい感じだよ。
買い物といえば駅前か大通公園が定番で、狸小路ってあまり行かない。
商店街と言っても、本州の老舗商店街と違って、(同じで?)同じようなチェーン店ばっかりなんだもん。
でもでも、ゆっくりあるいてみると奥に行くほど面白い。今後は思い込みを改めてどんどん歩こうと思うよ。
市電の停留所も出来たしね。
狸たち