どさんこカメラが「札幌でしかできない50のこと」全部行ってみたよ。
№28湯上がりはカレーでしめる。=豊平峡温泉
ここは札幌近郊の温泉。といっても定山渓でも朝里川でも登別でもありません。
札幌から車で1時間、「豊平峡(ほうへいきょう)温泉」です。
ホームページが立派だったから大きい温泉かと思ったら、意外と
小さい・・いや鄙びた感じで風情がありますね。
ここの温泉の名物は、源泉かけ流しのお湯。
そしてインド人が作る本格カレーが食べられるってとこ。温泉とカレーのミスマッチが売りです。
中に入ると下足置き場。そしてその横にさっそくカレーが。
onsen食堂・・・・・こういう感じは好きですよ。
厨房の様子が見えるようになっています。
作ってるのはインド人とネパール人なんだって。
お兄さんの左手に窯のフタがあるんですが
これ、フタの下は筒状の窯になってる。「タンドール」っていって、側面にナンの生地をぺたって貼り付けて焼くんだよ。
側面にペタン!ってぶつけて焼いてたよ。こんな窯がついてるなんて本格的だね。
世界一おいしいナンだそうです。
先に受付で食券を購入。できたら呼んでくれます。
「キュウジュウイチバンノカター!」
ナン でかい!
ふわふわでおいしい。
ここで食べられるのは「北インド風」のカレー。
北インドのカレーって?どろっとしてて、甘くって個人的にはタイカレーに似てると思う。ナンと一緒に食べるのは北インドのカレー。
ちなみに、さらさらしてるスープカレーは南インドのカレーに分類されるらしいよ。
南インドのカレーはナンじゃなくてご飯と一緒に食べるんだって。
「チキンマクハンワラ」
カシューナッツのようなまったりとした甘さ。舌に野菜のつぶつぶを感じます。
この独特のまったり感。グリーンカレーとか苦手な人はだめかも?
「チャナマサラカリー (ひよこ豆のカリー) 」
こちらはあっさり。トマトの酸味がきいています。大きいナンも食べられちゃうスパイシーさ。
ちなみに辛さは5段階から選べます。カレーの種類によって全然味が違うからあきないかもね。
ここのカレーは移動販売もしてるんだって。札幌近郊の人は出会うかも?
実はカレーのほかに十割そばもあります。なにげにこだわっています。
あんたのそばって・・
お風呂にも入りました。入泉料は1000円也。
カレー屋の反対側が温泉になっています。
昔ながらのこんな感じ。
2階に浴場と休憩室があります。休憩室はやたらと部屋数があるのでゆっくりできそうでした。
残念ながらカメラを持ち込むとつかまりそうなのでイメージしてください。
レトロな階段を上がりますとしばらく廊下。「有料個室」があります。お昼寝するのかな?3時間2,000円。
その先にはロッカー室と休憩所があります。小さな売店も。
ロッカーは100円で、使用後に返金されます。防犯カメラと売店のおばちゃんがいてなんとなく安心です。
タオル&バスタオルは有料なの持参がおすすめ。
廊下を歩いていくと男湯、女湯の浴場入口があります。真ん中には女性用の洗面台とドライヤーが5席ほどありました。
室内温泉と露店大浴場があります。露店は偶数日、奇数日で男女入れ替え制。
まず温泉の床がすごいです。なんかヒダヒダがぼこぼこしてる!
ピグモンの表面を歩いているような感じ。
わからない?こんな感じ
「石灰華」っていって、温泉成分が結晶化して床にくっつくんだって。
青竹踏みの上みたいできもちいいかも。さすが源泉100%だね。
これが露天風呂
え・・・わからない・・?
露天風呂はとても広くて、なんと100人もはいれるらしい。この時は下段の湯と、階段でつながった上段の湯の「ふくろうの湯」でした。
足をのばしてよし。寝転んでよし。広さが十分にあるので開放的です。
温泉はやや緑がかった茶色。泉質はさらさらしてて肌にくっつくかんじでは無かったです。室内のお風呂のほうが濃ゆい感じがしました。
あ シャンプーとリンスはありますが、とてもすばらしいモノですのでご持参下さい。
カレーと昼寝と大浴場、ぎゅっと詰まったような温泉でした。
外国人向けにどんどん大型化&バブリー化する温泉の中で、けっこう落ち着いて楽しめる穴場かもしれません。
適度な寂れ具合も魅力的です。