今日ご紹介する北海道ローカルお菓子は「ビタミンカステーラ」
食べたことある?
1本90円ほどとお手軽な感じ。スーパーで買えちゃいます。
実は北海道のお菓子にしては歴史が古くて、発売は大正時代なんだって。
ビタミンB1とB2がはいってるビタミンカステーラ。
発売されたのは第一次世界大戦直後だったので、食糧が充分になかった。だから子供たちには栄養のあるものを食べさせたいってことでビタミンをいれたらしい。
作っているのは旭川市にある高橋製菓さんです。
カステラのイメージは贈答品によく使われるように、「高級品」というイメージです。きめ細かい生地にしっとりとした皮、上品な甘さのザラメ・・・・
でもそういうカステラじゃないんだよねこれは。
さくっと折ってみます。大きさは大人の手のひらくらい。
持った感じはすごーく軽い。まさにおやつ。ごらんのとおり生地は粗目です。味は甘みが強くて、ひとくち食べると口の中でかたまりができる感じ。でもこの食感が良いのです。のどが詰まりますから牛乳と一緒にどうぞ。
ビタミンカステーラは昔から味の改良はしていないらしいよ。むしろこの素朴な味のままでいてほしいです。子供のころは、外側の茶色いとこがも少しぶ厚かった気がするんだけど、味はこんな感じだった。
農家の小昼(昼ご飯前の休憩)でも以前は定番でしたね。今はどうなんでしょう。
どさんこカメラも子供の頃これが大好物で、よく食べていました。
おかげで立派に育ちました。
味覚というのはおそろしいもので、たべた瞬間に子供の頃の思い出なんかが蘇ります。
ビタミンカステーラをよく買っていたあのお店、もうなくなっちゃたんだよなあ‥。
なんだかしんみり。
そんなノスタルジーも感じさせるビタミンカステーラであります。