北海道の冬の寒さが厳しくなると、おいしくなるもの。
それは「たち」
これが「たち」です
見た目がこんな感じなので・・
初めて見て「食べたい!」という人はいないかもしれません(^^;
見た目とは裏腹に、とっても濃厚でクリーミーな珍味です。
「たち」というのはタラの白子(精巣)のこと。寒くなる11月~1月くらいがおいしい季節。
真ダラの白子は「真だち」、スケトウダラの白子は「助だち」といって区別します。
食べるなら「真だち」の方が絶対美味しいです。
北海道では寿司、てんぷら、たちぽんにして食べます。
たちポンの作り方
ご家庭でも作りやすい「たちポン酢」、通称「たちポン」の作り方を紹介します。
①新鮮でおいしそうなたちを購入する
ツヤとハリがあるものを選びましょう。
出始めのものはおいしくない率が高いです。
②鍋にお湯を沸かしておく。
たちに塩をかける
塩!
塩はどうせ洗い流すので多めにかけます。
塩をかけて優しくまぜるとぬめぬめしてきます。
やさしくもみ洗い(これで臭みとぬめりがとれる)
③キッチンばさみなどで一口大にカット。
④流水で優しく洗います。
ぬめりが取れるまで、水をかえて何度か洗いましょう。
⑤鍋にお湯は沸きましたか?
沸騰したお湯にたちを投入。
再び沸騰したらザルに取り上げます。
冷水で冷まして・・・・
⑥ポン酢をかけてできあがり!
もみじおろし、すだちなんかを添えるとより良いですね。
さて、これは僕が某寿司屋で食べたたちポン。
これは和食店で食べたやつ
先ほど作ったものと見比べるとお店の方がレア感が強いですね。たぶん、加熱はさっとお湯にくぐらせる程度なのかもしれません。
さすがにスーパーで売られているたちの生食はやりたくないですが、本当に鮮度が良いものは生でも食べれるとか。
あとは、家で作るのは難しいですが、たちの天ぷらもうまいです。外はサクッと中はクリーミー。お寿司屋さんでは軍艦巻き、ちょっと良い店ではソテーとかで食べたりします。
見た目がアレなだけに、まだ「たち」の魅力に気づいていない人も多いのでは・・・
この冬みなさんがおいしいたちに出会えることを願っております。