北海道の平取町にUFO基地があるんですよ。
ほんとです。
現在は「ハヨピラ自然公園」として、平取町が管理している土地です。
が、かつては『ハヨピラ』というUFO基地が本気で建てられていました。
ハヨピラ入口にある看板
現在は、残念ながら立ち入り禁止です。
ゲートが閉じられていました。
「災害の影響のため」だそうです。
「マムシ注意」の看板も転がっていました。
ここから先入ってはいけないのですが、検索すれば内部の動画や写真は他のサイトで腐るほど出てきます。当ブログは常識の範囲内でやっていきたいんで、見たい人は検索してみてくだされ。
遠くから見てみると、鬱蒼とした木の中にぼんやりハヨピラが見えます。
青っぽい建造物も見えます。
全体的に三角形をしているのがわかると思いますが、「ハヨピラ・ピラミッド」と呼ばれているピラミッド型祭壇がメインの建物です。
かつての姿はこんな感じ。
博物館の企画パンフレットの写真です。(この企画、ぜひ参加したかったのですが都合がつきませんでした泣)
ピラミッド中腹には中空土偶?やインカ帝国の鳥?のような物が見えます。
右下には先ほどの立ち入り禁止だったゲートが。
その下にはバスがとまっていて、何名か制服姿のような女性が。修学旅行かな。
ハヨピラをつくったのは宇宙友好協会(CBA)
このUFO基地を作ったのは「宇宙友好協会(CBA)」と呼ばれるUFO研究団体です。
1964年頃の話になります。
調べてみると昔の日本にはこういう団体が結構あったみたいですね。
UFOを呼ぶための宇宙語(といわれる)「ベントラー」という言葉を、日本で広めたのもこの団体です。
この団体は1957年に設立され、当初はテレパシーでUFOや宇宙人と接触することを目的としていたみたいです。
ところがだんだんカルト化していって、「終末論」なんかを唱えだして教団化してしまったそうな。
1960年に起きた「リンゴ送れ、C事件」を皮切りに団体は内部分裂してしまったそうです。
(事件について詳細は省きますが、世界が終わりそうになると「リンゴ送れ、C」というメッセージが会員に送られ、集まった会員は飛来したUFOによって救われるというもの)
ちなみにこの事件をすっぱ抜いたのは平野レミさんのお父上、平野 威馬雄さんであるといわれております。
あと大槻ケンヂ「林檎もぎれビーム!」の元ネタがこの事件です。
じゃあなんで北海道にUFO基地を建てたのかというと、
彼らは、「アイヌの神『オキクルミ』は宇宙人だ!」っていう持論を持ってたからです。
オキクルミっていうのはアイヌの英雄的な神様のひとりです。
日本神話でいうヤマトタケルをイメージしてもらうと分かり易いかと思います。
平取町はオキクルミ伝説が大昔からあったので、そこに着目して建てられそう。
建設に関しては業者に頼まず、宇宙友好協会の人が自分たちで建てたんだそうです。すごいー
先ほどのゲートのデザインも、アイヌが大切にするフクロウのような感じ。
オカルトに関しては嫌いじゃないんですけど大人の問題が絡んでくるとご遠慮したいですね。
このまま保存すれば廃墟マニアは喜ぶだろうし観光名所になりそうなもんだけど、ディープな事情が絡むと難しいのかも・・・このまま朽ちていくのでしょうか。もったいない。
それにしても自分が宇宙人になるとは、オキクルミもさぞびっくりでしょうな。