北海道のチョコレートを巡る旅2【べんべや】
「べんべや」って何屋?べんべやは札幌のお菓子屋さんです。
創業は1990年と比較的新しい会社ですが、丸井今井出店、さっぽろスイーツ2010グランプリ作品受賞、とメキメキスイーツ界に進出しているお菓子屋さんなのです。
会社名の「べんべや」は前社長のおじいちゃんが北海道の豊浦村(今の豊浦町)で商売をしていたからつけたんだって。豊浦はむかし「べんべ村」って名前だったんだ。
ケーキ、マカロン、ジャム・・いろんなものを作ってるんだけど、ここはチョコをいただきます。
◇タブレットチョコレート
6枚はいっているアソートチョコ。6つのチョコは産地の違うカカオで作られています。入っているのはコスタリカ、ベネズエラ、バヌアツ、ペルー、エクアドル、ルワンダ産カカオ。
ミルクチョコレート3枚、ビターチョコレート3枚で製法が異なるので単純に味を比較はできませんが、カカオの産地が気になりだした人にとっては面白い一品。
チョコのパッケージにはめずらしいアルミ缶。
カカオ分が低いチョコから食べてみる。
◆C コスタリカ産カカオ
カカオ分38.0%。ミルクがまろやか。正直、素人の舌ではカカオどうこうっていうのはほとんどわからないレベル。ただのおいしいミルクチョコです。
◆Veベネズエラ産カカオ
カカオ分44.3%。あ、カカオの味がする。焙煎されたような香ばしいカカオの香りを感じます。
◆Va バヌアツ産カカオ
カカオ分44.4%。ベネズエラ産より少しカカオ率が高いはずなのに、かなりミルクの味が前面に出ています。バヌアツってどこだろう。
◆P ペルー産カカオ
カカオ分65.6%。フルーティーな香り。そしてスパイシーな特徴的な味です。これ他のと味が違う!ってわかりやすいやつ。好き嫌いが分かれそう。
◆E エクアドル産カカオ
カカオ分71.6%。他の産地より特徴的なのはカカオの良い香り。香りが強いとこ。ほのかに苦くて滑らかな舌触り。個人的には好き。
◆U ウガンダ産カカオ
カカオ分80.8%。甘さはほとんどありませんが、苦味にエグみがないので食べやすいです。
コーヒー豆の産地によってコーヒーの味が違うように、カカオの産地によってもチョコレートの味が変わる。
カカオの産地によってチョコレートの味が違うってどういうことよ?と興味を持たれた方は食べ比べにどうぞ。
香料を使ってる点がちょっぴり気になりますが、1,000円未満で6種類のカカオ産地がお手軽に食べ比べできます。
店舗情報※掲載時時点
洋菓子工房べんべや本店
10:00~19:00 (元旦休)
公式HPhttp://petitchocolat.jp/index.html