前回オートミールと北海道のお話について紹介しました。
今回は「がんばらないオートミールの食べ方」です。
毎日オートミールを食べる中で、オートミールを美味しく食べるにはコツが必要らしいことに気づきました。そのご紹介であります。
ちなみに僕はお米もパンも好き。グルテンや糖質を否定するためにオートミールを食べているわけでは無いです。オートミール食べ続けても別に体調も体重も変わりません。そういうのはよそのサイトを参考にしてね!
なぜオートミールはうまくないのか
それには2つ理由があると思っていて、
①オートミールの食べ方が身の丈にあっていない
②オートミールを甘くしている
ということであります。
これさえクリアすればそれなりにオートミールを常食できるはずです。
①オートミールの食べ方が身の丈にあっていない
オートミールのレシピでよく見かけるのが、
「オーバーナイトオーツ」、や「ミューズリー」、はたまた「オートミールクッキー」あたりでしょう。
でもそれを毎回、毎日作れるか考えてみましょう。
クッキーなんて年に何回焼きます?毎晩寝る前に牛乳に漬けこんで、果物をむいてカットして生ごみ捨ててナッツも出してトッピングする?
果物もナッツもそんなに安くはありません。そこまでお金をかられるでしょうか?
料理が好きだとかならそうすればいいんですが、そうでない人の方が多いと思います(僕は大嫌いです)。
しかも、労力のわりにそんなに美味しくない。
こういうレシピが氾濫しているのはサイトに載せた時に見栄えが良いのと、なんとなくおしゃれっぽいという理由でしかありません。おいしさには比例しません。
「料理とはなんぞ」というのはだれも教えてくれないのに、おしゃれっぽい「レシピ」ばかりが氾濫するという、ネット社会は実は料理初心者にはきつい世の中であります。
お金も時間もあるし料理が大好きだ!!という方はともかく、自粛下だからしかたなく料理してまっせーという方は、「うちにある材料でできないオートミールレシピは作らない。」くらいのスタンスが吉。背伸びして材料を買い揃えて無駄になっても悲しいしね。
②オートミールを甘くしている
これは結構重要なポイントだと思うのですけど・・・
オートミールの基本的な食べ方=牛乳+砂糖を加熱して粥状にして食べる。
そもそもこれが日本人の口にはあまり合わないのでは・・?
ヨーロッパでは「ライスプディング」なる牛乳でお米を煮込んだ食べ物があります。
だいたいデザートとして甘く味付けされております。
甘いご飯の牛乳煮・・あまり食指が動きません。
いっぽうわが国では、お米に塩が定番です。
昼休みに同僚がお弁当に砂糖を振りかけ始めたら‥
コンビニのおにぎりからはちみつの味がしたら‥
あんまり美味しそうとは思わないですね。
同様の理由で「甘いお粥」にも抵抗があるのではないでしょうか。
オートミールは「お粥に似てる」という特性があります。お粥は基本塩味です。
だからオートミールも甘くするより断然塩味の方がおいしいです。
それから過熱した後の牛乳の匂いもおいしくなさの原因なので、豆乳がおすすめです。
オートミールの定番である、甘味+牛乳よりも
日本人に馴染みのある、塩味+豆乳のほうが
うまいんじゃね?というのが2つ目のコツです。
がんばらないオートミールの食べかた
・そのへんの材料で作れること
・塩味にすること
・香りの強いものをプラスすること
・レンジ調理対応のオートミールを選ぶこと
詳細は次の「いつも食べてる粥的なもの」にそって説明します。
いつも食べてる粥的なもの
【材料】
オートミール 30g~お好きな量
豆乳 200ml~オートミールに合わせて加減 なければ水でいい
創味シャンタン 適量 必須
ごま油 適量 必須
お好みのトッピング あれば
香味野菜か香辛料 あれば
そのへんの材料で作れるものです。創味シャンタンは味を濃くするための必須アイテムですが、鶏がらスープの素とかでもよいです。魚系のダシは味が弱いのでおすすめしません。
オートミールと水の量が難しいのすが、水分が多いとびしゃびしゃに、少ないと塊になってしまいます。商品の裏に基本の分量が書いてあるのでそれを参考に、お粥と同じくらいの堅さになる水分量とレンジの加熱時間を探ってください。(こればっかりは個人差があるので)
オートミールは燕麦をローラーで薄くしたもので、薄いものはレンジで手軽に調理できます。鍋で煮るのは手間なので、レンジ調理可能なものを選びましょう。
でもあまり薄いとすぐドロドロになっちゃいます。
僕が好きなのは原料が北海道産という事もあり「日食ロールドオーツ」です。
豆乳とレンジは相性が悪いので、吹きこぼれないよう注意が必要です。
これもご家庭のレンジと相談しながら進めてください。
豆乳が沸騰してレンジ内にこぼれると、それはそれはひどいことになります。それはそれはひどいことにです。大事なことなので2回書きました。
最初は水でやってもいいと思います。
あとはごま油、コショウ、黒酢、三つ葉やセリなど香りの強いものを足して、オートミールのそっけなさを隠しましょう。
イメージ的には日本のあっさりしたお粥より、しっかりした「台湾のお粥」を参考にアレンジしていただけたらと思います。
米の代わりにはならないがチャーハンにはなる。
米の代わりになると一部では盛り上がっているようですが、主食の代わりという意味なんでしょうか?まさかご飯になるって意味?
代替えにはなりますが、ご飯のようにはなりません。
【オートミールの米化(と呼ばれるもの)作り方】
オートミール30g+水50gをレンチン1分して速攻かき混ぜる。
これをご飯と呼ぶにはあまりにお米に失礼です。
でもこれをチャーハンにすると結構うまいです。
お粥に飽きたらやってください。
▲具材は冷蔵庫にあった野菜と納豆と卵
調理方法は料理のお兄さんに教えてもらってください。
お米を食べると眠くなっちゃう、でも眠くなったら困る、でもがっつり食べたい・・・というときに食べます。
オートミールのいちばんいいとこは調理が手軽な点です。
時間の無い時や、帰宅時間が遅いけど腹が減ってるときなど便利です。
では皆さんのすてきなオートミール生活を願っております。
北海道産の燕麦もよろしくね!