以前の記事にも書きましたが、
お手軽にマクロ撮影ができる「接写リング」が結構便利です。
使用しているのはこれ。

Kenko 接写リング ミラーレスカメラ用接写リングセット デジタルオート接写リングセット マイクロフォーサーズ用 809433
- 出版社/メーカー: ケンコー
- 発売日: 2012/04/18
- メディア: Camera
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カメラ本体はPanasonicのルミックスです。
なんで接写リングを引っ張り出してきたかというと、家に唯一ある植物の花が咲いたから撮ってみたくなった。
花はこんな感じに撮れましたよ。
接写リングを使う際のちょっとしたコツは
1.カメラをオートフォーカスにする。
2.自分か被写体を動かしてピントを合わせる
3.三脚は必要。
4.レリーズを使う。
基本的なことなんだけど、忘れないように書いておくね。
1.カメラをオートフォーカスにする。
え?マニュアルにするのが正しいんじゃないの。と思うかもしれません。
確かにオートフォーカスにすると合焦範囲が狭くなるので、ふつうはマニュアルに切り替えます。
でも個人的にはオートのほうが良いと思う。オートにすることで、ただでさえやることが多いマクロ撮影のストレスはかなり軽減されると思います。この接写リングはオートでもちゃんと連動してくれますので、コンテストに出すのでもない限り、ピント合わせはカメラにお願いしましょう。
一番嫌なのは、マニュアルにすると「ピントがあったマーク」が出ないからなんだけどね。
2.自分か被写体を動かしてピントを合わせる
ついついね、レンズをひねっちゃうんだけどダメです。永遠にピントはあいません。
まずカメラを絞り込んで、レンズは望遠側いっぱいにしときます。そのあとはレンズにさわっちゃだめ。自分が前後に動くか、難しければ被写体を前後に動かしてピントを合わせましょう。離れたり近づいたりしてると、どこかでピントが合います。
3.三脚は必要。
めんどくさいけどやっぱり必要です。
鉢植の花とかを撮るんだったら、テーブルに乗るような小さい三脚があると便利だよ。

Manfrotto ミニ三脚 PIXI ブラック MTPIXI-B
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外で使ったどろんこの三脚を部屋に入れるのもちょっと抵抗あるしね・・。
部屋のふつうの照明って結構暗かったりします。
晴れの日の昼間だと手持でもいけるんだけど、夜間の室内では手ぶれします。
手持ちで撮るとこんなんなっちゃった。
なのでやっぱり三脚、あると便利。
4.レリーズを使う。
レリーズなり、リモートケーブルもやっぱり必要。
シャッターボタンを触らなくてもシャッターが押せるスイッチです。
せっかくピントがあってもカメラ本体のシャッターを押すと、押した振動でブレてしまいます。
わざわざ買わなくてもスマホのアプリで代用できます。
ルミックスユーザーにお勧めしたいのは、「Panasonic ImageApp」というアプリ。
この記事で紹介してます。
このアプリではスマホとデジカメを繋いで、スマホの画面でカメラのシャッターを切れます。揺れると困る場面ではこのアプリを使っているよ。
ただ、このアプリはスマホで露出補正とかISOとかもいじれるんだけど、正直撮影の場面でいちいち起動するかというと・・。
少なくともレリーズの代用には大変便利、と書いておきましょう。
以上の基本的なコツをおさえると、接写リングもちょっと撮りやすくなるかもしれません。
あ、接写リングは自分の使ってるカメラを確認して、自己責任で選んでね。
*
ちなみに先ほどの花の全体像はこんな感じ。
気づいたらみょーんってしててびっくりした。
多肉植物で、名前はハオルチアというらしいです。
接写リングで近づいて撮ってみましょう。
葉が透けているのが特徴。透明なところは「窓」と呼ばれるそうです。
わかりやすいように窓をライトで照らしてみる。
きれい。
これもさっきのアプリでシャッターを切りました。僕は植物の後ろでライトを照らしつつ、シャッターも切っているのです。
本来はもっと透明で美しいのですが、育て方が悪いのか、ちょっと黒ずんでしぼみ気味。ま花が咲いてることにすら気づかなかったくらいですからね。
花の先端はこんな風でした。
まだ寄れるぞ。
花びらはとっても薄いからキラキラして見える。
まだ寄れるぞ。
今ではこのハオルチアという品種は人気らしい。
僕のは貰い物で、ぜんぜん知名度のない時代に祖父が購入したものを、株分けした。
変わったものがすきだった、祖父よ。花が咲きましたよ。