イクラ丼って高いですよね。
北海道の観光地に行くと4~5,000円は平気でします。
でも北海道民は秋になるとスーパーで買った筋子(鮭の卵)で「いくらの醤油漬け」をつくり、日常的にご飯に乗っけて食べます。
うらやましいしょ?
※そういう僕も作れるようになったのは最近
というわけでイクラの醤油漬けの作り方
【用意するモノ】
・新鮮な筋子
・40℃のお湯
・煮沸した瓶
・塩、しょうゆ、酒
①新鮮な筋子を購入しましょう。
※「筋子」とはイクラになる前の、鮭の卵。
卵巣に入ったままだと筋子、バラバラになるとイクラと呼ぶ。
鮮度の悪い筋子にはアニサキス(以下アニー)がいます。
スーパーの鮮魚売り場にも注意喚起がされていますが、自分の目でもしっかりチェックしましょう。うごめくものがいないかチェック。
万一アニーを飲み込んだ場合、この世のものとは思えない苦しみを味わうそうです・・
画像はこちら→アニサキス
僕は去年の醤油漬け作成において、「瓶の中から這い出るアニー」を目撃しましたので、遭遇率は決して低いとは言えません。
②ボウルにお湯を用意。
温度は40℃ちょい、熱いお風呂くらいがベスト。
お湯に塩を多めに入れ、筋子をぽちゃんと入れまます。
箸でまぜまぜしながら粒をほぐしていきます。
するとあら不思議
こんなグロいものが残って、粒は全部ほぐれます。
簡単にほぐれなかった場合は、筋子の鮮度が悪い可能性があります。
③ほぐれた粒をザルに移して洗う。
水を代えながらいっぱい洗います。時々塩を入れる。
粒にはまだ皮がついてるので、しつこいくらい洗います。
(皮は生臭さの原因)
水を切ると、粒だけになりました。
④ラップをして10分ほど水切り。
⑤煮沸消毒した清潔な瓶につめる。
⑥味付け
塩(筋子の重さの4パーセント)、醤油(大匙1強)、酒(大匙1)。
市販のものより薄味なので日持ちしません。
翌日か、翌々日で食べきってください。
お好みで濃い目にしてもOK
冷蔵庫に一晩おきます。
まだまだ
素晴らしいです。
ちなみにイクラとはアイヌ語で‥‥
と言いたいところですが、ロシア語のikra(魚卵)が語源です。
イクラ漬けもロシアが発祥とか違うとかいう話。
すごくめんどくさい事して作ってんのだと思ってたけど、基本的に洗って漬けるだけなので簡単なのです。
子供の頃は、寒くなり始めると筋子の醤油漬けを親戚がよく作ってくれました。
その人は浜訛りがあったので筋子を「スズコ」と呼んでいました。
そうやって育ったので、口には出せないけど心の中ではスズコと呼んでいます。
みんなも是非スズコを作って欲しい。
くれぐれもアニーには気をつけて‥。