インテリア小売業大手「ニトリ」が運営するステンドグラス美術館に行きました。
小樽の古い建物を美術館にしてしまおうという、ニトリの文化的社会貢献の成果であります。ニトリは北海道外へも出店数を伸ばしており、経営が順調であることがうかがえますね。
こちらがステンドグラス美術館。
この建物は1935年築の旧荒田商会の事務所。奥にある1923年築の旧高橋倉庫と共に美術館として生まれ変わりました。
中では無料の解説イヤホンを貸してくれます。
まだ海外の観光客には知れ渡っていないのか、静かな印象でした。ひとり旅の人にもおすすめ。
ステンドグラスは実際にイギリスの教会で使用されていたものだそうです。
いずれも教会と共に取り壊される予定だったそう。
有名な「最期の晩餐」
さてユダはどれでしょう・・
ステンドグラスの全盛期は11世紀~15世紀と言われていますが、この美術館にあるのは100年ちょい前の比較的新しいものです。
ステンドグラスの文字がラテン語ではなく英語で書かれているので、どんなことが書いてあるか読むのも楽しいかもしれません。
上の文字。「ye」はあまり聞かない単語ですが「なんじらは」って意味だそうです。
(しばらくしたら、世はもはやわたしを見なくなるだろう。しかし、なんじらはわたしを見る。)わたしが生きるので、なんじらも生きるからである。
ステンドグラス以外に資料もあります。
もし壊れてしまったときのために、原型がわかるように記録した絵。
小樽の観光名所もだいぶマンネリ化が進んでいるので、新しい流れができるといいと思います。
ステンドグラスってなかなか近くで見られないし、個人的には楽しかったです。
ステンドグラス美術館
住所:小樽市色内1丁目2-17
一般1,500円・学生1,100円
※似鳥美術館・ステンドグラス美術館・旧三井銀行小樽支店共通の入館チケット