おいしい缶詰を見つけたよ。
JAしべちゃ(標茶町農業協同組合)の「牛肉の水煮」。
北海道産の牛肉がごろんごろんと入っているのだ。
原材料は牛肉、砂糖、食塩、ゼラチン、ショウガ、昆布、アミノ酸などといたってシンプル。添加物は入っていません。
スープカレーにしてもらった。カレーやシチューの具として使えます。
肉がとーっても柔らかいし大きい。1缶に3人前分くらい入ってる。
現時点でお値段は1缶810円。生肉を買って煮込む手間を考えるとお得だと思う。
おなじシリーズで既に味付けされた「牛肉の大和煮」もありますが、水煮の方がおいしいです。
大和煮のほうには申し訳程度にタケノコ、白滝が入ってます。
大和煮のお肉はちょっと硬かった・・。
やっぱり水煮の缶詰のほうがおいしいです。
標茶町は北海道の東部にある人口8千人ほどの小さな町ですが、酪農王国でいわゆる「人口より牛の数が多い町」。
2013年に標茶町産の牛肉からセシウムが検出され、いまだに検索ワードにセシウムという言葉が出てきます。が、この町が汚染されていることはまず考えられません。
標茶町は原発から700キロ離れています。
※ちなみに検出されたセシウムは基準値以下。1キロあたり56ベクレルと42ベクレルの放射性セシウムが検出。国の基準では100ベクレル以下の食品は安全とされる。
詳細は省きますが、産地偽装ではなく 牛のエサである稲わらが汚染されたことが原因であれば、この検体は国の検査を通り抜けていたわけですから標茶町の牛だけではなく、僕らの周りの農畜産物はとっくに汚染されていたという事実が、たまたま標茶の件によって表面化したにすぎません。
そうなるとこの問題の本質は、全国各地で発見される汚染食品の汚染ルートを把握できていない、検査体制が不十分である、という事がわかると思います。
産地偽装かなあというのが個人的な印象ですが。
缶詰はおいしかったので、見かけたらまた買おう。