小樽駅にやってまいりました。
実は、小樽駅の中で寿司が食べられます。しかも立ち食い寿司。
寿司屋を求めて小樽市内を歩き回る必要はありません。
ぼったくりの寿司屋で金を巻き上げられることもありません。
なぜなら寿司は、駅の中にあるのだから・・・
小樽駅の構内はこんな感じ。たくさんのランプが印象的。
外国人観光客をかき分け、駅の中に進んでいくとおみやげ屋さんやカフェが並んでいる。
その中に立ち食い寿司屋「伊勢鮨」があらわれた。
お品書きは
おまかせ6貫(1300円)、8貫(1800円)、10貫(2300円)
そのほかお好みでも握ってくれます。
カウンターに座って・・いや立って寿司を食べるというのは何となく通である気がする。通な人からは反論が出そうであるが。
カウンター席というのは何かと面倒であるが、職人さんは気さくな人であった。
5人も入ればいっぱいのカウンターは、日本人のカップルがきて中国人のカップルがきて白人のおっさんがくるとぎゅうぎゅうになった。
皆ぎゅうぎゅうされながら寿司を待っていた。
そして目の前で次々に握られる寿司たち。
北海道ではめずらしい江戸前である。
箸休めに注文した岩海苔クラゲがとてもうまい。
ちなみにこの「伊勢鮨」の本店が小樽市内にあり、そちらはミシュランだかなんだかをとっていた気がする。でもまあ、混んでるし、お値段もそれなりだろうと思うので僕の様なせっかちな人間にはこちらの駅中店があっている。
そのかわり日本的な親切丁寧という接客はこの店に求めてはいけないかもしれない。
なにせお客がほとんどアジア系外国人だから、店側もそうせざるを得ないんだろう。
ぎゅうぎゅうしながら寿司を食べた。
寿司が食べたいというだけでひととき集まった面々は、小樽の街中へ消えていった。
帰りに三角市場をひやかす。
こちらは駅のすぐ横。
小樽-札幌間はJRで約30分。
小樽駅でちょいと寿司とビールをつまんで帰ってくるなんてのも、いいんじゃないでしょうかね。