近所のスーパーで何気なく、ちょっと高めのポップコーンを買いました。
富良野のお菓子屋さん「フラノビジュー」で出しているフラノポップコーンです。
ポップコーンは好きで良く食べるのだけど、これは500円以上したのでいつも食べている1袋80円と比較すると7倍のお値段。こう書くとものすごい高級ですね。
これがめちゃおいしかった・・・・
いつものポップコーンと何が違うのか説明するのは難しいのだけど、いちご香料と生いちごくらいの差があり、つまり似て非なるもの。いままでのポップコーンは一体何だったのだ・・・というくらいおいしかった。
〇ポップコーンを作ってみる
もう、80円のポップコーンには戻れない。
そんなときは、自分でポップコーンを作ればよいのです!
さっそく作ってみましょう。
用意したのは北海道産「はぜきび」
とうきび(北海道ではとうもろこしを「とうきび」と呼ぶのでここではとうきびに統一します)の一種ですね。
ご存知の方がほとんどだと思いますが、普通のとうきびを加熱してもポップコーンにはなりません。熱いとうきびになるだけです。
ポップコーンになれるのは爆裂種と呼ばれるとうきびだけです。
とうきびの種類はざっくり下記のようになります。
甘味種(スイートコーン)・・・いつも食べてるとうきび
硬粒種(フリントコーン)
爆裂種(ポップコーン)・・・ポップコーンの原料
糯種(ワキシーコーン)
軟粒種(ソフトコーン)
夏によく食べる一般的なとうきびは甘味種と呼ばれるもの。
対してポップコーンは爆裂(ばくれつ)種です。買ってきた「はぜきび」も爆裂種です。
爆裂種!!
20㎝くらいのちいさなとうきびです。
粒を見てみますと、一般的な甘味種と比べて小さくてとんがっています。
んじゃポップコーンにしていきます。
まずフライパンの上で粒をほぐしていきます。
親指でぐっと押すとぽろぽろとれます。
粒の先端が硬いので、痛かったら軍手をすると良いです。
オリーブオイル(米油でも良い)を適量入れます
フライパンにフタをしてから点火。
しばらくするとぽんぽんぽん
ぽんぽんぽん(見えませんね)
ぽんぽんの音が止んだら火を止めて完成。
ほらー
すごくない?ポップコーンじゃない?
「何かをつくったぞ」という謎の達成感が得られるのでおすすめです。お菓子のように失敗とかほぼないし。
ちなみに溶かしバターと塩で味付けしました。
フラノポップコーンには及びませんが、いつもの80円のポップコーンより断然おいしかったです。
市販のポップコーンは味が濃すぎて胸やけしちゃうんですが、手作りだとあっさりしていてそういう心配もないですね。
あと作ってから気づいたんですが、バターもはぜきびも油も北海道産なんで地産地消感がすごいですね。市販品はほぼアメリカ産の原料なので。
こちらの現代アートはチョコレート味になります。
御注意いただきたいのがこのような不発弾です。
中には加熱しても弾けないこういうのが混ざってます。間違って食べると硬くて歯が欠けます。まあ市販のポップコーンにも入っていますよね。
食べるときは注意しましょう。
レンジで作る方法もあるそうなんだけどなんか怖いのでフライパンで作りました。
ポップコーンがはじける原理って、水蒸気爆発と同じ原理なんだって。
普通のとうきびはやわらかいんだけど、爆裂種はすごい硬い。すごい硬いってことは、加熱したときに粒の中の水蒸気がなかなか外に出ていけなくて、粒の中でめちゃめちゃ圧力が高まって一気に外に出るらしい。
と同時に、粒の中のでんぷんがアルファ化し(それが白い部分)、それが減圧されることで固まる・・・
という科学実験っぽい事が起きていたのだ。すごい。
このスロー映像をみてください。ポップコーンってすげえな
僕ははぜきびをスーパーで購入したのですが、一応ネットにもポップコーンの種はあるみたいですね↑
まあこんなに大量に届いても困りますが。